多くの国民が二島先行返還を支持していることが毎日新聞の世論調査で分かった。
支持の背景にある世論の考えは、おそらく次のようなものに違いない。
戦後70年もたって、いまさら四島返還の原則の固執するのは右翼、愛国主義者のこだわりだ。
ただでさえ人口減少、高齢化で日本全体が限界集落化しつつあるのに、北方領土まで手が回るのか。
財政赤字でそれどころではないだろう。
四島返還という原則論にこだわるより、二島でもいいからはやく決着させ、ロシアとの間に平和友好条約を締結して友好関係を進め、安全の確保と共同経済開発を始めた方がよほど日本にとってプラスになる。
実は、この考えは、きのう11月18日の東京新聞「本音のコラム」で、山口二郎法政大学教授が書いていた事だ。
私もその通りだと思う。
世論の不支持率を恐れる安倍首相だが、二島先行返還だけは世論も賛成してくれている。
私が安倍首相なら二島先行返還の実現に全力を注ぐだろう(了)
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