今度の安倍訪中の成果の一つとして宣伝されているのが、第三国開発に関する日中両国の民間企業協力である。
52件もの文書が交換されたという。
その中で私の目に留まったのは、エンタメ人材育成として吉本興業の参加である。
私は京都出身だからよく知っているが、関西のテレビには吉本興業が抱えているお笑いタレントがあらゆる番組に出演し、政治的な発言をくり返している。
そのほとんど右翼的であり、安倍政権を擁護するものばかりだ。
中国や韓国に批判的なものばかりだ。
目ざわり、耳ざわり、この上ない。
しかし、今度の吉本興業の日中協力への参加で、吉本興業は下手な事は出来なくなった。
少しでも中国を冷かしたり馬鹿にしたりするお抱えタレントが出てくれば、中国はそれを決して見逃さないだろう。
もしそのような不規則発言事件が起きたら、中国は吉本興業をボイコットし、せっかくの安倍訪中の目玉の一つに傷がつく。
吉本興業の社長は細心の注意を払わなくなったのだ。
いい事だ。
私は日中協力事業に吉本興業が参加した事を歓迎する(了)
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