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ぶれまくりの小泉純一郎元首相を見るのは悲しい

 小泉純一郎元首相がぶれまくっている。

 モリカケ疑惑では、もはや安倍首相は国民の信用を失ったといって反安倍に舵を切ったかと思えば、安倍首相とゴルフに興じてやはり本当のところではつながっている事を暴露した。

 ところが今度はまた安倍政権批判だ。

 九州電力が太陽光発電停止を発表すると、「原発が要らなくなると困るから大陽光発電を減らすのはおかしい」と、それを容認する経産省と、経産省に味方する安倍首相を講演で批判する。

 郵政民営化で最後までぶれなかったあの時の小泉純一郎はどうした。

 米国の命令だからぶれなかっただけなのか。

 そう言いたくなるような今の小泉元首相のぶれまくりだ。

 イラク戦争を支持した小泉首相を批判して首になった私にとって、日本をここまで対米従属にした小泉元首相はいまでも天敵だ。

 しかし、ぶれまくる小泉元を首相を見て、もはや怒る気も起らなくなった。

 安倍首相とゴルフに打ち興じている時の、あのだらしない姿にもはやかつての小泉元首相は面影はない。

 凡庸な老人の常で、忘れ去られるのはつらいのだ。

 いつまでたっても誰かにかまってもらいたいのだ。

 メディアに取り上げられて欲しいのだ。

 このまま静かにしていれば、勝ち逃げして人生をまっとうできたと思うのに、やはり小泉元首相もただの人だ。

 同じ対米従属でも、中曽根大勲位とは、政治家としての器量が違う。

 小泉元首相には最後まで天敵でいて欲しかった(了)

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