11月6日の米国中間選挙まで一か月を切った。
そしてきょうの毎日新聞が教えてくれた。
どうやら下院で共和党は少数派に転落し、トランプ政権は議会をコントロールできなくなりそうだと。
その理由は説得的だ。
そもそも中間選挙は大統領選挙の高揚感が冷め、与党が議席を減らすのが常である。与党にとっては「いかに負けを少なくするか」の戦いであると。
そこへきて、共和党の現職議員の不出馬表明が相次いでいるらしい。圧倒的優位とされる現職議員が、勝てないと見て「不戦敗」を選択せざるを得ないのだ。
そう聞けば確かに厳しい。
もし中間選挙の結果、トランプ政権が下院の支配を失うようなことになれば、トランプ政権はレイムダックになる。
しかし、トランプ大統領の事だ。
政権は弾劾でもされない限り、後2年間は大統領を続け、ますます米国第一主義に出るだろう。
安倍首相にとってそれは悪夢だ。
余裕があったこれまでとは打って変わって、安倍首相の日本に対しても本音で厳しく迫ってくる。
そうなったら誰の眼にも明らかになる。
安倍・トランプの緊密な関係は真っ赤なウソだったと。
100%トランプの側に立つと言ってきた安倍首相は、やはり愚かだったと。
何よりも、こんな滅茶苦茶なトランプの米国に従属して我々の血税を注ぎ込んで来た落とし前をつけろと、さすがの国民も怒り出す。
ただでさえ支持率が上がらない安倍内閣改造政権である。
二度と支持率が回復しないまま、安倍政権は寿命を縮めていくだろう。
11月6日の米国中間選挙の結果を一番心配しているのは、安倍首相に違いない(了)
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