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首脳会談で武器を買わされた事を認めた菅官房長官の開き直り

 きょうの各紙を見て驚いた。

 なんと菅官房長官がきのう28日の定例記者会見で、安倍首相が26日に行われたトランプ大統領との首脳会談で、次のように、「さらなる武器購入の意向を伝えたことを明らかにしたというのだ。

 「今後とも米国装備品を含め高性能な装備品を購入する」と。

 こんなことをなぜわざわざ菅官房長官は記者会見で明らかにしたのだろう。

 こんなことを明かせば、やっぱりそうだったのかと国民に気づかれるはずだ。

 結局安倍首相は貿易赤字の日本に対するトランプ大統領の怒りをなだめるために、無駄な武器購入でごまかしたのだと。

 首脳会談が決裂しなかったのは、安倍首相が更なる武器購入という密約をしていたからだと。

 なぜ、安倍政権の首を絞めるようなこんな暴露を、安倍首相を守るはずの菅官房長官はしたのか。

 そう思っていたら報道にはこう書かれている。

 トランプ大統領はすでに26日の記者会見で「彼ら(日本)は大量の製品、防衛装備品を購入する事になった」と語っていた(9月29日日経)と。

 そのトランプ大統領の記者会見の発言を受け、菅官房長官は、会談直後の説明では防衛装備品をめぐる両首脳のやり取りは一切紹介しなかったが、28日になってその事実を明らかにしたのだと(同日経)。

 何のことはない。

 隠していたのにトランプ大統領にばらされたからあわてて認めたというのだ。

 追及される前に先にしゃべってしまえと開き直ったのだ。

 野党もメディアモも、舐められたものだ。

 野党が臨時国会で真っ先に詰め寄るべきは、この密約の追及だ。

 メディアは菅官房長官の記者会見をボイコットすべきだ。

 ただでさえ本当の事を喋らない菅官房長官の記者会見であるが、バレタから認めるというだけの記者会見なら、聞く必要がないと。

 こんな菅官房長官の発言を、もし、野党もメディアも、平気で許すようなら、血税を無駄遣いされる一方の国民は、誰に怒りをぶつけていいのか。

 事態は深刻である(了)

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