もはや口を開けばウソをつく安倍首相になってしまったごとくだが、ついにそのウソがまわりにまで伝染してしまったようだ。
小野寺五典防衛大臣と菅官房長官が口をあわせたように18日の記者会見で強調したという。
海上自衛隊が南シナ海で行った潜水艦訓練について、あれは、中国を念頭においたものではまったくない、と。
そんないいわけが通用するとでも思っているのだろうか。
いまや南シナ海は米国と中国が軍事覇権を競い合って一歩も譲らない海域であることは世界が知っている。
アセアンの会議でも常にこの問題が大きな問題となっている。
単なる技術の向上だけが目的なら、そんなホットな南シナ海まで、わざわざ出て行って訓練をするか。
子どもでもわかるウソだ。
それにしても安倍政権のやっている事は支離滅裂だ。
一方において日中関係が改善したと喜び、安倍首相の10月訪中実現を安倍外交の成果であると宣伝する。
その一方で、中国が最も強く反発する南シナ海基地化に対して、みずからばらしてけん制する。
安倍首相の頭は、ついにどうかしてしまったのか。
それとも、安倍首相の知らないところで、自衛隊が暴走したとでもいうのだろうか。
どっちにころんでも尋常ではない。
安倍政権はいよいよ末期状態になりつつあるのではないか(了)
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