中国嫌いの東京新聞が、またしてもきょう9月18日の社説で中国批判の社説を掲げている。
すなわち、8月下旬に北京で開かれた「全国宣伝思想工作会議」における習近平主席の演説を引用し、習近平の言論統制強化の強国路線は許せないと書いている。
言論統制批判もいいだろう。
しかし、米国に軍事的に従属した安倍首相の日本が、いま憲法9条を放棄して中国との軍事的衝突も辞さない構えでいる時、批判すべきは中国ではなく、安倍政権ではないのか。
憲法9条を守れと安倍首相を批判する朝日新聞は、同時にまた安倍首相と同じく日米同盟最優先論者だ。
そんな矛盾は朝日新聞だけで十分だ。
憲法9条を守れと安倍首相を批判する東京新聞は、しばし中国批判をやめて、南シナ海まで出かけて行って軍事演習する安倍首相の憲法9条違反ぶりを責めたらどうか。
なぜひと月ほど前の習近平主席の発言を持ち出して、いま中国叩きをする必要があるのか。
憲法9条が求めているのは、米国との同盟関係を止める事と同時に、中国を含めたアジアとの平和共存の構築だ。
それを妨げるような中国批判は、いましばらく控えたらどうか。
それとも、東京新聞もまた読売や産経と同じく、中国嫌いが社是であるとでもいうのだろうか(了)
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