中国やキューバで米国領事館や大使館の外交官が原因不明の頭痛や吐き気、めまいを訴えて帰国を余儀なくされたというニュースが報じられたことがあった。
その時、それが新しい兵器による疑いがあると報じられていた。
しかし新聞の報道はそれで終わりだった。
ところが、きょう発売の週刊プレーボーイ(10月1日号)が、世良光弘というジャーナリストの記事で、それがどうやら「マイクロ波兵器」という新兵器である疑いが強いと教えてくれている。
この聞き慣れない兵器について知っている人は知っているらしい。
何事にも専門家と称する者はいるものだ。
毒島力也という軍事評論家がこう解説している。
すなわち、マイクロ波を使って人体の脳や内臓にダメージを与える攻撃は冷戦時代から東西両陣営で研究されて来たと。
目に見えず、すぐに症状が出ないので、やられたと自覚できないのが特徴であると。
実現化するには相当な時間と研究が必要だが人体実験をいとわない中国なら、かなりのものが出来ているはずだと。
冷戦期にはワンルーム程度の大きさが必要だったが、2007年に米レイセオン社と米軍が車両搭載タイプを開発し1キロメーター先の目標に照準可能となったと。
そして2010年にはアフガニスタンに短期間ながら配備されていると。
それから8年たったことを考えれば現在ではかなり小型化されている可能性が高いと。
個人を狙った低出力かつ狭い範囲を対象とするタイプなら、スーツケースに収まるくらいに小型化されているかもしれないと。
そして、今後はどの国の人間が被害にあってもおかしくない、とその記事は締めくくっている。
米レイセオン社と言えば、「悪魔の兵器」である原爆開発の総責任者であった米科学者のヴァニーヴァー・ブッシュ( Vannevar・ Bush)が作った会社だ。
戦争に勝つために兵器の開発は終わりがなく、その開発に貢献することこそ科学の役割だと言った人物だ。
兵器開発は実験成功で終わりではなく、実際に人間に使用してその破壊力を見せつけてはじめて意味があると言った人物だ。
中国どころではない。
米国こそ、終わりのない「悪魔の兵器」開発の先頭に立つ国なのだ。
こんな米国との軍事同盟を最優先し、従属する日本が正しいはずがない。
いまこそ憲法9条を国是とした政治を日本に実現し、その日本が世界の目を覚まさせる時である。
それを本気で言い出す政治家が現れ、日本の首相になる日が来なくてはいけない(了)
Comment On Facebook