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安倍首相の9月訪ロに立ちふさがるロシアの極東大軍事演習

 自民党総裁選を前に石破氏との政策論争から逃げるように安倍首相は9月11日から訪ロする。

 ウラジオストックで開かれる「東方経済フォーラム」へ出席するためだ。

 当初は金正恩北朝鮮労働党委員長が出席すると見られていた。

 だからそこに安倍首相も出席し、日朝立ち話首脳会談を行うつもりだった。

 しかし金正恩委員長の不参加がはやばやと発表された。

 おまけに米朝合意がの先行きが俄然不透明になってきた。

 もはや安倍首相が訪ロする意味はなくなり、訪ロを取りやめて石破氏との政策論争に専念した方が意味があるはずである。

 国民もそれを望んでいる事は明らかだ。

 それでも安倍首相は訪ロを取りやめる気配はない。

 よほど石破氏との政策論争が嫌なのだろう。

 ところが、そうは問屋が卸さないと言わんばかりのニュースが飛び込んできた。

 ウラジオストック発共同が報じた。

 タス通信によれば、兵士ら約30万人、航空機1000機以上が参加する最大規模の軍事演習が9月に北方領土を含む極東やシベリア各地で、中国、モンゴル両国軍の参加の下で行われると(ポストーク2018)

 すでにこれまでもロシアは最近になって北方領土周辺で軍事的動きをやたら活発化している。

 これに対し日本政府はその都度抗議してきた。

 しかし、今度の共同軍事演習は、けた違いに大規模な演習だ。

 しかも安倍首相の東方経済フォーラム出席に合わせたタイミング行われる。

 あてこすりだ。

 共同通信はこう書いている。

 北方領土での演習には、日本は反対の立場であると。

 ポストーク2018と同時に極東ウラジオストックで行われる「東方経済フォーラム」には安倍晋三首相が出席予定で、状況によっては対応を迫られる可能性もあると。

 そんな中途半端な書き方をしていては共同通信もメディア失格だ。

 もっとわかりやすく国民に教えなくてはいけない。

 抗議の意味を込めて取りやめるべきだと書くべきだ。

 それでも行くと言うのなら、プーチン大統領に対して首脳レベルで抗議しなければいけないと書くべきだ。

 はたして安倍首相はどう対応するのだろうか。

 メディアはこの共同通信のニュースに呼応すべく、安倍首相にどうするのだ、と迫るべきである(了)

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