突然の翁長知事の訃報に接し、ただ驚き、悼むばかりだ。
その訃報に接してこれを書いている。
翁長知事の遺志を誰よりも引き継ぐことのできる人は翁長夫人しかいない。
翁長夫人と一面識もない私がそういう理由は、かつて翁長知事が知事に就任したばかりの時に読んだ新聞記事の記憶だけだ。
その記事には、最後は辺野古阻止の座り込みを私が翁長にさせますという翁長夫人の決意があったと記憶している。
文字通り、自らの命と引き換えに辺野古建設阻止を訴え続けた翁長知事。
その遺志を受け継ぐ人物は、その翁長知事の覚悟をそばで見続けて来た翁長夫人をおいて他にいない。
何があっても辺野古に米軍基地をつくらせてはいけない。
そのために、翁長知事は最後まで本気で辺野古移設に反対した。
それを一番よく知っているのは夫人だ。
ひとから薦められて立候補するような夫人ではない。
翁長知事の遺志を引き継ぐために翁長夫人はみずからの判断で知事選に立候補するしかないのだ。
そして翁長夫人が立候補したら負けるはずがない。
それは弔い合戦だから勝てるといった安っぽい話ではない。
みずから進んで立候補する翁長夫人を勝たせられない沖縄では、沖縄の未来はない。
それほど大きな意味を持つ前倒し沖縄知事選である。合掌(了)
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