きょう8月2日の朝日新聞の記事を見て驚いた。
その記事はこう報じている。
韓国は今秋予定している南北首脳会談を8月末に前倒しして開催することを打診したが北朝鮮が朝鮮半島の終戦宣言が先だと主張して難色を示したと。
韓国はまた米国にも会談開催への協力を求めたが、非核化が進んでいないことを理由に不調に終わったと。
なんということだ。
私の助言通りの事が行われている。
私の読者なら知っているだろう。
私は7月20日のブログで書いた。
6月12日の米朝合意の後に北朝鮮の非核化が進展しないのは、北朝鮮だけに責任があるのではない。非核化と一体である体制保証について米国側が何の対応も示そうとしないからだ、米国側にもまた等しく責任があると。
そして、交渉の停滞は、米朝首脳合意の実施が米朝の実務者同志の話し合いに委ねられているらだと。
このままではいけない。
文在寅大統領はいまこそ仲介役を急ぐべきだ。
米朝首脳会談を実現させたのが南北首脳会談であったのだから、こんどこそトランプ大統領を入れた朝鮮戦争の終結宣言に向けた首脳会談をひらくべきだ。
そしてその時こそ習近平主席を三顧の礼で迎え入れて米中朝韓の4者首脳会談を開くべきだと。
そう私は助言した。
その助言を見た韓国は確かに動きたのだ。
うまくいかなかったのは文在寅大統領自身が直接首脳に働きかけなかったからだ。
これだけ大きな外交交渉だ。
文在寅大統領が自ら働きかけなければいけない。
信頼関係が出来た金正恩委員長が断る理由はどこにもない。
最近のトランプ大統領を見ていると首脳会談が大好きだ。
イランと無条件で交渉してもいいと呼び掛け、アフガンのタリバンとも直接交渉している。
文在寅大統領が直接トランプ大統領に働きかければ、トランプ大統領はまってましたと応じるだろう。
そして習近平主席だ。
最近やたらにその独裁的手腕が批判され、本人も気にしてるようだ。
ここいらで点数をあげなくてはいけないはずだ。
文在寅大統領は、いまこそ習近平主席に対し、三顧の礼を持って、中国の力で朝鮮戦争終結宣言を実現してくださいと頼み込むのだ。
頭ぐらいならいくらでも下げればいいのだ。
そして4者首脳会談のついでに、貿易戦争でお互いに言葉を交わせないトランプ大統領と習近平主席に、直接対話の場を提供してやるのだ。
一石三鳥にも四鳥にもなる米中朝韓4者首脳会談だ。
文在寅大統領はいまこそみずからが電話を取り、あるいは足を運んで、それを実現するのだ。
それが出来るのは世界の中でも文在寅大統領しかいない。
いまの文大寅大統領にとってこれ以上重要な仕事はないはずである(了)
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