毎日のように、米朝首脳会談の合意が現実化しようとしている。
もはや誰が何を言ってもはじまらない。
米朝首脳会談の合意は元に戻らない。
確実に北朝鮮の非核化と朝鮮半島の和平は進むのだ。
いまや米国は、「共和党のトランプ」から「トランプの共和党」になった(横江公美東洋大学国際学部教授ー6月21日毎日新聞経済観測)。
そのトランプ大統領が米朝会談に、米朝会談を『明るい未来への第一歩』と表現し、『完全な非核化には長い時間が必要だが、プロセスが始まれば終わったも同然だ』と誇らしげに言ったのだ。
そして、その通りになっている。
そのトランプと競い合うように習近平が金正恩に近づいている。
そんな中で、日本では相変わらず米朝会談の行方をあれこれ論じている。
安倍支持者がそういっているだけならまだしも、すべての日本人がそう論じているのだ。
なぜか。
それは一億総米国まかせの日本には、もはや北朝鮮と米国との急接近に対応しきれないからだ。
どうしていいかわからないのだ。
いまさら時計の針を逆戻りさせて、北朝鮮への圧力をかけるわけにはいかない。
だからといって南北和平や中朝接近に日本が出る幕はない。
トランプの米国に従うだけなら誰でも出来る。
これを要するに、米朝首脳会談におけるトランプ大統領と金正恩の和解が与えた日本に対する衝撃は「半端ない」ものだったのだ。
どう外交的に対応したらいいのか、誰もわからない状態なのだ。
戦後最大の外交ピンチである(了)
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