私は立憲民主党にまったく期待しない一人だが、その理由はかつての民主党や民進党と何も変わらないからだ。
昔のままの政局から脱却できないからだ。
その証拠にきょうの読売新聞が報じた。
枝野代表は政権奪回に向けて小沢一郎に急接近していると。
こんなことをやっているようではとても国民の支持は得られないだろう。
この読売新聞の記事は枝野立憲民主党潰しとすら思えてくるほどだ。
しかし、私が枝野立憲民主党に期待しないもっと大きな理由がある。
それは憲法9条に関する基本的な考えの違いだ。
6月4日の朝日新聞が特集記事を掲載した。
立憲的改憲論が野党内で静かに動き始めているという。
そしてその先頭に立つのが枝野立憲民主党代表だという。
5月3日の憲法記念日に東京都内で開かれたイベントで、みずからや立憲民主党の立ち位置についてこう説明したというのだ。
「私は立憲的改憲論(の立場)であり、我々は護憲(政党)ではない」と。
そしてこの立憲的改憲論の議論・検討を任されているのは山尾志桜里・党憲法調査会事務局長であると。
これでは駄目だ。
安倍首相の憲法9条改憲を阻止できない。
この国の政治の中で、もはや護憲政党と呼べる政党は共産党と社民党という左翼政党だけだ。
しかし左翼政党だけが憲法9条を守れと叫んでも一般国民には広がらない。
憲法9条を一字一句変えてはいけないという本物の護憲政党が、保守や非左翼の国民の支持を得て生まれて来なくてはいけないのだ。
いまこそ新党憲法9条という国民的政党が必要な時である(了)
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