安倍首相の悲鳴が聞こえてきそうだ。
モリカケ疑惑の事ではない。
トランプ大統領に見捨てられた安倍外交のことだ。
ついに6月12日のシンガポール会談が決まった。
もちろん、会談が決まったからといっても、その結果はまだ不明だ。
米朝の駆け引きは続いているようだ。
しかし、はっきりしている事は、米朝トップによる首脳会談成功への強い意思だ。
金英哲副委員長が金正恩委員長の親書の入った超特大の親書をトランプ大統領に渡した。
それを見たトランプ大統領はついに口にした。
圧力という言葉はもう使う必要がなくなったと。
一度で決まらなくても何度でも会談すると。
これは、時間がかかっても、必ず合意を実現するということだ。
このトランプ大統領の言葉を知って、安倍首相は悲鳴を上げたに違いない。
今度こそ完全にはしごを外されたからだ。
安倍首相の悪いところは多々あるが、その中でも最悪なのは往生際が悪いところだ。
安倍外交もまさしくその通りだ。
この期に及んでも、まだ核・ミサイル・拉致問題の完全解決だと言い続けている。
その為に最大限の圧力をかける必要があると繰り返してる。
サミットなどあらゆる機会に各国にそれを訴えていくと公言している。
それもいいだろう。
しかし、これだけはやってはいけない。
きょう6月3日の毎日新聞が教えてくれた。
「日本政府は、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)ら米政府内の対北朝鮮強硬派と連携し、早急な制裁緩和や経済協力は、非核化実現の妨げになると主張していく考えだ」と。
こんな事をやるようではお終いだ。
ボルトンはあのイラク戦争をけしかけたネオコンの一人だ。
そのネオコンの助けを借りなければならないほど、落ちぶれてしまったということだ。
それよりもなによりも、トランプ大統領のやりたい事に反対していいのか。
それがばれたらトランプ大統領に首にされる事は明らかだ。
そんな事も分からなくなってしまった安倍外交である(了)
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