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安倍首相擁護の読売新聞にはつくづく辟易させられる

 きょう5月29日の読売新聞が、「繰り返しの論議に辟易する」と題する社説を掲げた。

 いうまでもなく、きのう5月28日に行われた安倍疑惑追及の衆参予算委員会についての社説だ。

 その社説は、表向きには、堂々巡りの国会の責任は、疑惑をあげつらう野党と、粗雑な対応をくり返す安倍首相の双方に責任があると書いている。

 しかし、その重点は明らかに野党批判にある。

 安倍首相を貶める印象操作をするために同じ議論を繰り返す野党には辟易させられると書いている。

 そして返す刀でこう締めくくっている。

 北朝鮮情勢は日々動いている。日本の国益をいかに確保するか。与野党には意義ある論戦を展開する事が求められていると。

 要するに野党は安倍首相の疑惑追及ばかりでなく北朝鮮情報についても質問したらどうかと言っているのだ。

 こんなあからさまな安倍首相擁護の社説を掲げた読売新聞には辟易させられる。

 この社説が書いた二つの指摘に反論する。

 野党の質問は繰り返しではない。
 
 あらたな証拠に基づいたあらたな疑惑の追及だ。

 それに対し、知らない、関与していない、問題ない、と繰り返したのは安倍首相の方なのだ。

 安倍首相がまともに答えたなら、論議は深まり、真実が判明し、不毛な国会はたちどころに終わる。

 そして北朝鮮情勢に関する議論は不要だ。

 蚊帳の外に置かれてる安倍首相に何を聞いても無意味である。

 いまやすべての関係国が米朝首脳会談の成功を願っているなかで一人反対している安倍首相と議論する必要はない。

 国会は、安倍首相に「邪魔をするな」とひとこと命じるだけでいいのである。

 こんな社説を読まされる読者は真面な者でもバカになる。

 それとも、読売新聞は、安倍首相の為に国民をバカにさせるためにこんな社説を書いているとでもいうのか。

 そうであれば何をかいわんやである(了)

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