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内田辞任が否がおうでもあぶりだす安倍首相の往生際の悪さ

 日大アメフト部の内田正人氏が、遅ればせながら表に顔を出し、そして辞任表明した。

 それでも批判が止まらない。

 無理もない。

 報道されている事が事実なら、その罪はあまりにも大きいからだ。

 しかし、内田監督は、少なくとも責任はすべて自分にあると言って監督を辞任した。

 願わくば、すべては書面で回答すると言ったその書面ですべてを明らかにし、みずから指示した事をはっきりと認め、そしてこれ以上の報道の的とならないようにしてもらいたい。

 これ以上批判を招かないためにはそれしかない。

 そこまでの潔さを見せて欲しいと思う。

 なぜ私は内田監督にそこまでの潔さを求めるのか。

 賢明な読者ならもうお分かりだろう。

 内田監督がすべての罪を認め、潔く監督を辞任すれば、残るは安倍首相だけだ。

 安倍首相の往生際がいやがおうでも際立つ事になる。

 実際のところ、安倍首相のおかした罪の深さは、内田監督の犯した罪の深さの比ではない。

 内田監督の罪は日大アメフト部の信用を失墜させ、日本のスポーツを成り立たなくさせたが、安倍首相の罪は国家権力の信用を失墜させ、日本という国を成り立たないまでに毀損したからだ。

 内田監督ですら、自らの責任を認め、監督を潔く辞任したというのに、この国の首相がこのまま居座るなら、さすがの国民も、気づくだろう。

 安倍首相は内田監督よりも劣るのかと。

 なぜ今すぐ辞めないのかと。

 果たして安倍首相は、この内田監督の辞任を見て、それでも首相を続けるのだろうか。

 内田監督の辞任を報じるメディは、安倍辞任につぃては口を閉ざしたままだろうか。

 果たして世論はそれを許すだろうか。

 けだし見ものである(了)
 

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