来年4月末に今上天皇は退位される。
残された年月は1年を切ったのだ。
その前に、われわれ国民は、何があっても2016年8月8日に発せられた今上天皇の「おことば」に対して、答えなければいけない。
象徴天皇として自分がなすべき事は、弱者の国民に寄り添う事と平和を守る事だと思ってそれを実践してきたが、それは正しかったのか、国民はどう思う?と問いかけられた、あの「おことば」である。
それに対して我々は、いまだ何も答えていない。
何としてでも来年の4月末までに答えを出さなければいけないのだ。
そしてついにその答えが見つかった!
ズバリ、それは、来年4月末までに、天皇陛下の訪韓、訪朝を実現する事である。
今度の南北首脳会談の成功によって、朝鮮戦争の終結と南北融和が確実になった。
米朝首脳会談による非核化交渉の結果がどうであれ、もはや南北の平和的共存は不可逆だ。
この歴史的出来事に対して、憲法9条を世界に掲げる隣国の日本は、どの国よりも先に行動をもって祝福しなければいけない。
どうすべきか。
それは日本と日本国民の統合である今上天皇による韓国と北朝鮮の同時訪問である。
それは取りも直さず今上天皇の悲願でもある。
それを可能にするのは時の政権による閣議決定である。
しかし、安倍政権が続く限りそのような閣議決定は不可能である。
不可能ばかりか、不適切だ。
憲法9条を否定する安倍政権にはそのような閣議決定を行う資格はない。
どうすればいいのか。
もはや明瞭だ。
今上天皇の「おことば」に答えるためには、何としてでも来年の4月末までに安倍政権を終わらせなくてはいけないのだ。
そして、それは早ければ早いほうがいい。
野党にそれが出来なければ自公政権でもいい。
そして野党も自公政権も、それができないなら、支持率低下という最後の切り札で国民が安倍政権を強制排除するのだ。
そうなれば、すべてが好転する。
日本の未来が開ける。
韓国、北朝鮮は間違いなく今上天皇の訪問を歓迎すだろう。
訪問先で今上天皇が過去の日本の誤りを謝罪すれば、歴史的和解が不可逆的に成立する。
歴史認識の違いによって繰り返されて来た日本と韓国、北朝鮮の不毛な軋轢に終止符が打たれる。
そして今上天皇は心残りなく退位出来る。
憲法9条を世界に誇る日本が、南北融和の歴史的動きの中で、やっとその役割の一端を果たす事ができる。
なによりも喜ばしい事は、今上天皇が安倍政権の終わりを見届けてから退位される事になるという事だ。
まさしく平成30年時代のふさわしい終わり方だ。
これこそがあの「おことば」に対するわれわれ国民の答えだ。
国民がみなそう言い出せばそれが実現するのである。
これこそが主権在民の神髄である(了)
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