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安倍首相の改憲にとって致命的となる河野統幕長のウソ

 安倍首相と安倍首相を擁護する側のウソが次々とばれているが、ついに河野克俊統合幕僚長のウソが発覚した。

 きょう4月13日の朝日新聞が書いた。

 すなわち、陸自の日報の存在が明るみになって国会で大問題になった昨年、河野克俊統幕長は、3月16日の記者会見で、陸自の日報について「私は知りません」などと語っていた。

 昨年7月に公表された特別防衛監査結果でも、河野氏が報告を受けたという記載は一切なかった。

 ところが、きのう4月12日の参院外交防衛委員会で共産党の井上哲士議員が、河野統幕長は昨年1月の時点で知っていたと追及し、その日の午後の記者会見で、なんと河野統幕長がそれを認めたというのだ。

 もはやこれ以上ウソをつき続けてはかえってヤバい事になると観念したに違いない。

 しかも、その言い草が往生際が悪すぎる。

 部下(辰巳昌良統幕総括官)から日報の存在について報告を受けていたが、「個人データなので情報公開の対象ではない」という部下の説明を了承したというのだ。

 朝日新聞のその記事はこう書いている。

 「(昨年)7月に公表された監査結果では、陸自内の日報データについて『対外説明をする必要はない』と決めたのは黒江哲郎事務次官とされ、黒江氏が昨年2月16日に岡部俊哉陸上幕僚長にこの方針を伝達し、『省として非公表とすることが決まった』とされている。だが実際には、これより約3週間も前に、陸自の日報データを情報公開の対象から外す方針が示され、自衛官トップが了承していた重要な事実があったことになる」と。

 この朝日の記事は憲法9条改憲に固執する安倍首相にとって致命的になる。

 いやそうさせなければいけない。

 河野統幕長は安倍首相の憲法9条違反の防衛政策の忠実な執行者だ。

 安倍首相はその任期を何度も延長し、重用している。

 その河野統幕長がウソをついていたのだ。

 秘書官や官僚のウソではない。

 旧日本帝国海軍の末裔が、いま日本の自衛官のトップとなって、自衛隊を指揮する安倍首相と憲法9条を踏みにじっている。

 それを隠そうとしたウソだ。

 これ以上危険なことはない。

 あらゆるウソの中でも、国会で追及されべき最優先の河野統幕長のウソである(了)

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