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目が離せない米国とサウジアラビアの原発交渉

 3月14日の日経新聞が教えてくれた。

 サウジアラビアのムハンマド皇太子が3月19日から米国を訪問すると。

 その目的は、将来の原子力発電のために、ウランの濃縮技術を求めることにあると。

 これは注目すべき記事だ。

 なぜ世界一の石油埋蔵量を持つサウジアラビアが原子力発電を持とうとするのか。

 貴重な収入源である石油をできるだけ輸出に回すためだという。

 そのために、太陽光などの再生エネルギーとともに、原子力による発電を増やしたいからだという。

 とんでもない冗談だ。

 ムハンマド皇太子の真の狙いは、原子力開発で先行するイランへの対抗であり、核兵器開発にあることは誰もが知っている。

 果たしてトランプ大統領はこのムハンマド皇太子の要求にどう答えるつもりか。

 もしトランプ大統領がムハンマド皇太子の要求に応じるなら、完全なダブルスタンダード(二重基準)だ。

 あれほどイランに厳しくしながら、その一方でムハンマド皇太子の原発技術要求に応じるなら、米国自身が核の拡散に手を課すことになる。

 既にイスラエルがれっきとした核兵器保有国だ。

 中東情勢の危機がますます高まる。

 そんな中で、トランプ大統領は北朝鮮の非核化に固執している。

 どう考えてもトランプ大統領の政策は正統性がない。

 はたしてトランプ大統領はサウジアラビアが核保有国になることを認めるのか。

 3月19日から始まるサウジアラビア皇太子の訪米から目が離せなくなった(了)

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  1. 2013年安倍政権の推奨する原発輸出でトルコと日本企業の三菱重工などが輸出契約を結んだ。
    安全基準の厳格で、費用が二倍の四兆円以上になり、今年に入って、トルコ側に進めるのが困難と
    水面下でトルコに伝えている。トルコは失望したと。

    イランとトルコが良好な関係での、米国の圧力だろう。

    大体原発輸出を政権の推奨する政策こそ間違っている。

    サウジアラビアは危険な国になっている。

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