野党が本気で安倍政権を倒すつもりなら、安倍首相があわてて言い出した4月初めの訪米を何としてでも阻止しなければいけない。
私がそう主張する理由は極めてはっきりしてる。
4月初旬といえば、森友疑惑追及がクライマックスになると思われる時期だ。
そんな時に、国会から逃げてワシントンに高飛びすることなど許されないはずだ。
しかも、今度の訪米は安倍外交の失敗隠しだ。
米朝首脳会談が急きょ実現し、はしごを外されて慌てふためいた安倍首相が、4月末の南北首脳会談や5月の米朝首脳会談に先駆けて、その失態を取り繕うために訪米するというものだからだ。
おまけに安倍首相がトランプに伝える事は、金正恩に騙されるな、北朝鮮が放棄するまで圧力を弱めるな、ということだ。
まるでトランプに北朝鮮を攻撃してくれと頼みに行くようなものだ。
憲法9条を否定する安倍首相のやりそうなことだ。
実際のところ、北朝鮮問題と森友疑惑は、安倍政権を追い込む絶好の安倍首相のオウンゴールだ。
安倍内閣の一つや二つが吹っ飛んでもおかしくない。
いや、官僚組織と一体となった自民党政権の終焉を告げるものですらある。
野党はここで安倍政権を倒さないと倒す時はない。
その本気度を試す一つが安倍訪米の阻止だ。
しかし、残念ながら野党は安倍訪米を阻止できないだろう。
いや、阻止するという発想すら持たないだろう。
なぜか。
それは、野党が北朝鮮問題で一億総安倍化している世論に迎合するに違いないからだ。
北朝鮮に騙されるなとトランプに釘を刺しに行く訪米は重要だ。
そんな重要な安倍訪米を阻止するとは何事か、と世論に批判される事を恐れるからだ。
きょう3月10日の読売新聞が教えてくれている。
米朝首脳会談が実現する見通しになったことについて、素直に「歓迎する」と談話を出したのは共産党だけだ。
自民党と外交・安保政策が同じである希望の党の玉木代表が「本当に非核化が進むのかどうかは慎重に見極めが必要だ」と語ったことはわかるとしても、反安倍の先頭に立つ野党第一党の長妻昭代表代行が、「圧力をかけ続ける必要性をすぐ解除する事態ではない」と述べたのには驚いた。
これでは到底安倍外交を批判することは出来ない。
護憲政党ですらない。
こんな政党が安倍政権打倒の先頭に立っているのだから、安倍訪米阻止など、思いつくことすらないだろう。
かくして4月初めの安倍首相の訪米は、メディアの提灯記事に助けられて、トランプに釘を刺しに行った安倍首相よくやったとなる。
森友疑惑で下落必死の支持率を北朝鮮危機で下支えする。
これでは安倍政権打倒など、夢のまた夢である(了)
昨日から、外務大臣が3月に、安倍首相が4月に北朝鮮問題をすりあわせるために訪米を検討していると。
何で日本は見守ることができないのだろうか?米朝の予想外の人の出会いは、とてつもないことを生み出すことになること
期待して応援してあげれば、身体を張って仲立ちしている韓国の大統領の励みにもなります。
9日夜、トランプ大統領と習近平国家主席が電話会談し、北朝鮮の金正恩党委員長との会談を決断したことを称賛しました。
「政治的に朝鮮半島の核問題を解決しょうという大統領の積極的な意思を高く評価する。米朝が早期に接触と対話を行い成果を
得るように望んでいる。」
それに対しトランプ大統領は、「米朝が対話をすべきだという習主席の主張は正しかった。中国の重要な役割に感謝し高く評価する。引き続き中国側と意思疎通
と協調を緊密なものにしたい」と述べたということです。
中国中央テレビが放送し、TBSTVが報じました。