新党憲法9条

憲法9条それは希望

安倍降ろしに舵を切った朝日の覚悟

 森友疑惑の文書改ざんを大スクープして安倍首相を窮地に追い込んだ朝日だが、今度は裁量労働だ。

 きょう3月4日の朝日が一面トップで報じた。

 裁量労働制を全社的に違法に適用し、昨年末に厚労省東京労働局から特別指導を受けた野村不動産の50代の男性社員が、過労自殺し、労災を認定されていた事がわかったと。

 そして朝日は次のように断じている。

 「安倍政権が旗を振る労働時間制の緩和に対し、懸念の声が膨らむのは必至だ」と。

 この朝日のスクープ記事は、週明けの国会審議で、野党の追及に大きな武器を与える事になる。

 そう思って二面に目を通したら、さらに衝撃的な記事が掲載されていた。

 なんと伊藤詩織さん事件をきっかけに起きた「私たちも行動する」の大特集記事を掲載したのだ。

 あきらかな強姦容疑でありながら、その容疑者が安倍首相に近い御用ジャーナリストであったため、警察、検察総ぐるみでもみ消された、あの、女性の敵である忌まわしい事件を、朝日は忘れていないぞという意思表示だ。

 実際のところ、一連の安倍忖度行政の中で、この女性暴行事件のもみ消しほど悪質なものはない。

 私はこれら一連の記事を見て確信した。

 どうやら朝日は覚悟を決めたようだ。

 世論を喚起して安倍首相を引きずり下ろすつもりだ。

 私はきのうのメルマガで書いた。

 憎っくき朝日に倒されては安倍首相は死んでも死に切れないと。

 しかし、朝日もこう思っているに違いない。

 いやしくも天下のリベラル紙朝日だ。

 腹痛で敵前逃亡した政治家失格の安倍晋三ごときに潰されるようなことは、朝日人の名をかけて許さないと。

 果たしてこの勝負、どちらが勝つだろう。

 死んでも死にきれない安倍首相は頑張るだろう。

 しかし、その頑張りも限度がある。

 私は朝日に分があると思う。

 権力に屈服してマスゴミと揶揄される最近のメディアだが、その気になれば国家権力をも倒せるのだ。

 その事を証明してもらいたい。

 朝日に続くメディアが出てくれば、安倍政権は一気に崩壊に向かうだろう(了)

コメント & トラックバック

  • Comments ( 3 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. 報道記者を名乗るに値しない癒着ぶり

    「週刊新潮」(新潮社)2017年05月18日号の内容をもとに
    また、幻冬舎の政治PR本の出版日を整理すると以下の通りです。

     ・2015年04月03日 :一時帰国中の山口氏と伊藤氏が国内某所で会食
                二軒目で酩酊状態に陥った伊藤氏はホテルに連れ込まれ強姦された
     ・2015年06月08日 :成田空港にて、高輪署警察署員
               山口敬之の逮捕状執行中止→ 警視庁:中村格・刑事部長
     ・2016年06月09日 :『総理』 山口敬之(幻冬舎) 発売日
     ・2016年07月10日 :参議院選挙 投開票日
    ttp://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/backnumber/20170510/

    また、下掲、山口氏と駐米公使との関係を視るに、
    官邸が逮捕令状を止めるに無理のない親密度ではあった、と言えます。

     ・2015年03月24日[現地時間]
              :山田重夫駐米公使と、やらせ質問についてメールで打ち合わせ
    『安倍総理を援護したくて虚報発信! 「韓国軍に慰安婦」記事 山口敬之と公使のメール公開【検証4】』
      2017年10月31日 「デイリー新潮 」掲載
    ttps://www.dailyshincho.jp/article/2017/10310804/?all=1

    さらには「週刊新潮」(2017年05月25日号)によると、
    2017年05月08日に週刊新潮から質問状を受け取った山口氏は動転の余りか、新潮編集部あてに――

     〈北村さま、週刊新潮より質問状が来ました。〇〇の件です。
      取り急ぎ転送します。山口敬之〉
    ttps://www.dailyshincho.jp/article/2017/05260800/?all=1&page=2

    とメールを誤送信しており、
    これが(山口氏は否定する)総理直属の内閣情報調査室の北村「滋」ならば
    警視庁中村・刑事部長が、所轄の頭越しに決裁した超法規的奇行の説明がムリなくついてしまいますね。
    何れも週刊誌ネタですが、ご参考迄にどうぞ。

  2. 天木先生の記事を読んで、期待に胸躍らせコンビニに走りました
    しかし、残念ながらこの程度の内容ならば鉄面皮で恥知らずのこの政権には
    蛙の面に何とやら、でしょう

    この一年間に起こったことはどれ一つ取っても政権がいくつも吹っ飛ぶような事柄ばかりでした
    しかし、閣僚が暴言や不祥事を起こす度にますます上がる内閣支持率
    冗談としか思えない選挙結果
    これらを考えると、もはやこの国は機能停止に陥っているとさえ思えます

    あの総理が国会の壇上で脱糞でもしようものなら
    内閣支持率は100%に達するのでは無いでしょうか

  3. 北朝鮮船の瀬取リを海上自衛隊がやっていることに関して、2月27日の防衛大臣との記者会見で

    法的にも海上保安庁でもできることを、

    自衛隊法の調査、研究という脱法的な法律を適用して海上自衛隊が行う意味というのは何ですか

    と質問している。

    なぜ米国は海軍ではなく、沿岸警備隊を出すのですか。

    まともな答弁はない。

    この記者のように正しい質問をする人もいる。読者に知らせてほしい。

    安倍政権には憲法に忠実であってほしい。

    天木氏の的確な指摘に感心と関心している。

コメントは承認後に公開されます

*
*
* (公開されません)

Comment On Facebook