きのうの日刊ゲンダイ(2月16日号)が報じた。
トランプ大統領が連日、日本を名指しで口汚く「口撃」していると。
12日、ホワイトハウスでの会合で、米国に貿易赤字をもたらしている国として、日本、中国、韓国を挙げ、「25年にわたって殺人を犯しながら、罪を逃れている」と非難したと。
続く13日には、同じホワイトハウスで与野党議員と懇談した際に、「(巨額の防衛費をかけて)日本、韓国、サウジアラビアを守っている」と指摘した上で、「これらの国々が少しの費用しか払っていないのは不公平だ」と不満をぶちまけたと。
驚いた。
私は、この発言が同じ日の会合でなされたものだと思っていたのだが、別々の日に、別々の人たちに、発言されていたのだ。
しかし、日刊ゲンダイの記事でもっと驚いたのは、14日にもトランプは、日本に関する発言をしていたと書かれていた事だ。
しかもそれが14日に行われた安倍首相との電話会談で発せられたものだという。
つまり、トランプ大統領は電話会談で、「日本から米国への投資をさらに増やし、もっと多くの工場を建設してほしい」と要請した事を、やはりホワイトハウスで14日行われた与野党議員との会合で、明らかにしたというのだ。
しかも、それに対し、安倍首相が、反論の一つもせず、「日本のメーカーはそうするだろう」と応じたことまでバラシタというのだ。
NHKの早朝ニュースは、そんな事にはひとことも触れなかった。
北朝鮮に対する圧力継続で日米結束を確認した、という事ばかりが報じられた。
トランプの対日経済圧力は見事に封印したのだ。
トランプ大統領の発言を日本のメディアは正しく報じていない事がこれではっきりした。
日刊ゲンダイでさえ、ここまで書いているのだから、大手メディアが知らないはずはない。
もはや大手メディアは安倍首相にとって都合のいいことしか報じなくなった。
かくて国民はごまかされ、とっくに下がってもいいはずの安倍首相の支持率が下がらない。
大手メディアの罪は深い(了)
日本語訳が正しくなかったと聞きますが。
殺人とか発言してなく、しかも、ある部分だけ切り取ってニュースで伝えているので、いかにもという感じになってますが。
大手メディアが報道しないのも理解できます。