那覇市で19日に米海兵隊員が飲酒運転して死亡事故を起こした事があった。
大騒ぎになってもおかしくなかったのに、なぜかあまり大きなニュースにならなかった。
しかし、この記事はニュースにしなければいけない。
きょう11月25日の読売新聞が一段の小さな記事で報じていた。
在沖縄米軍のトップであるニコルソン4軍調整官が、22日に米海兵隊のフェイスブックで、在沖縄米軍人などに外出制限を緩和していたことがわかったというのだ。
事故からわずか3日で制限解除をしていたのだ。
飲酒禁止は継続すると言っているらしいが、これもすぐに解除するに違いない。
厳しくすると米海兵隊に不満が出て、辞めると言い出すからだ。
それにしても、このニコルソンという軍人は、かつてオスプレイが不時着した時、犠牲者を出さずに着陸したパイロットに感謝すべきだと放言した人物だ。
謝罪も、自粛規制も、何もかも、すべて形だけで、心の中では舌打ちしてるに違いないと思わせるような人物だ。
私は選挙期間中に沖縄でオスプレイが墜落した時(10月11日)、すぐに飛んで行ってニコルソンに抗議しようとした事があった。
もちろん、門前払いである。
「岸田(政調会長、前外相)でさえ門前払いしてやったのに、お前ごときにこの俺が会うはずがないだろう」
いかにもそう言いそうな顔をしている軍人だ・
しかし、ニコルソンが悪いのではない。
彼も、このような不祥事が起きるたびに、形だけの謝罪をさせられるのはかなわないと思っているに違いない。
間違っているのは、軍隊が他国に基地を構えて常駐している事だ。
日米安保条約の見直しこそ、皆がハピーになる唯一の解決策である。
どうして誰もそれを言い出さないのだろう(了)
米国の世界覇権のアジア政策の要を日米安保としていることが日本国民としてはとても不幸なことだ。
トランプ政権誕生の時が見直す機会でもあったのに、日本が自己満足の政権運営のみを柱としている
安倍首相のもとでは、むしろ日米双方にとっても日米安保を深化ではなく悪化であったことをいやと知る
ことになる日がやがてくる。
兵器の溢れている現状とロボット兵士と人工頭脳の時代になれば、地球滅亡の前に、世界は平和の源になる根拠で結ばれることになる。
それが世界に誇れる日本の憲法9条の精神である。
憲法9条があるから駐留し続ける