野党の事実上の崩壊で、今度の選挙後の安倍首相は何でも出来るようになったごとくだ。
ならばひとつぐらい誰にも真似の出来ない善政をしてみたらどうか。
この前のメルマガで書いた辺野古移設の取り止めもそうだ。
しかし、何といってもこれである。
文在寅政権が任命した新しい駐日大使がきのう27日、ソウルで記者会見し、「天皇陛下が退位される前に韓国を訪問されれば、両国関係にかなり特別な意味がある」と述べ、その環境づくりにみずから乗り出す考えを示したという(10月28日朝日新聞)
これは物凄い発言である。
そして、その考えは、韓国の首相も朝日新聞との9月のインタビューで既に示していたという。
これを要するに、天皇陛下の訪韓実現は文在寅大統領の考えに違いない。
ならば安倍首相は、その考えに打てば響く対応をしなければいけない。
天皇陛下の訪中は、即位されて間もない平成4年(1992年)に行われている。
退位される天皇陛下の唯一の心残りが、この訪韓であることは容易に想像がつく。
ならば、安倍首相は是非ともその要望に応えるべきだ。
いまの安倍首相なら右翼を押さえつける事ができる。
天皇陛下の退位までにはまだ十分の日時がある。
天皇陛下の訪韓を実現することが出来れば、これまでに安倍首相が重ねて来た天皇陛下に対する悪政の数々が吹っ飛ぶほどの善政になる。
それを実現する事が出来れば、安倍首相への批判は吹っ飛ぶだろう。
せめてそれぐらいの善政をしたらどうか。
それが出来ないようでは、今度こそ、何のために長く首相をやっているのかという批判が決定的なものになるだろう(了)
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