沖縄からとんぼ返りで帰ってきて、いま私は急いでこれを書いている。
私はきのうの朝、いつものように高幡不動駅前で街頭演説を始めた。
沖縄で米軍ヘリが墜落したばかりだ。
選挙演説などしている場合ではない。
選挙をしばし中断してでも、候補者は沖縄に結集し、今度こそ日米地位協定の見直しを米国に訴えるべきだ。
そう私は演説をしながら、はたと気づいた。
お前がその先例を示すのだ。
今すぐ沖縄に飛んでそれを訴えるのだ。
私は選挙演説を打ち切り、その日の演説をすべて取りやめ、京王線、JR中央線、羽田モノレールを乗り継いで沖縄に向かった。
そして那覇飛行場から琉球新報社に向かった。
私の緊急沖縄訪問の目的はただふたつ
ひとつは、沖縄で記者会見を開き、全国の候補者は選挙活動を一時中断してでも、沖縄に結集すべきだ、野党の党首は沖縄に結集し、トランプ大統領が来日するなら日米地位協定の見直し要求に応じる覚悟をしてから来日すべきと緊急共同声明を発するべきだと、訴えることである。
琉球新報は飛び込みの私の要求に応じてくれた。
しかし、その実現には紆余曲折があった。
応対した政治部長は、今は選挙期間中であることを考慮して、記事にするかどうかを決める、おまけに記者はみな米軍ヘリ墜落事故で追われていて記者会見どころではない、と言って、後を若い記者に任せてその場を離れた。
私はここに、この国のメディアの正体を見た思いだったが、若い記者は個人的によく助けてくれた。
結果的にはきょう13日の午前に沖縄県庁の記者クラブで記者会見を開くことができ、沖縄タイムズと琉球新報の若い記者二人が熱心に私の訴えを聞いてくれた。
選挙期間中ということもあり、どこまで報道されるかはわからないが、その時の模様は同行してくれたボランティアの一人が録画してくれたので、編集が出来次第、私のHPやYouTubeで配信する予定だ。
もうひとつは、米軍責任者(在沖縄米4軍調整官と在沖縄米総領事)を訪れて、トランプ大統領の来日に際しては、日米地位協定の改定協議を決断しない限り、日本国民は歓迎しないことをトランプ大統領に伝えてほしいと伝えるためだ。
しかし、いずれも門前払いだった。
それは十分の予想できたことだ。
なにしろ前日に岸田前外相で、いまは政権政党の政調会長である人物が沖縄に飛んでも会えなかったのだ。
これほどの主権放棄があるだろうか。
日本と言う国は米国になめられ切っている。
いまこそ平成の安保闘争を起こす時ではないのか
私は、名護市辺野古のキャンプシュワーブ米軍基地まで足を延ばし、辺野古新基地建設反対の人たちを激励し、そして辺野古の海を見てつくづく思った。
そして帰りの飛行機の中でその事ばかりを考えていた。
今度の選挙がはじまった直後に米軍ヘリ墜落事故が起きた事は、天の声ではないのか。
いまこそ平成の安保闘争を起こす時ではないのかと。
おりからトランプ大統領が選挙直後にやってくる。
トランプ大統領の来日を契機に、日米安保条約の見直し、すなわち日米地位協定改定交渉に米国が応じる気がないなら、トランプ大統領の来日をボイコットすべきだと。
トランプ大統領は、反米の嵐におののいて、日本に来ることを中止するかもしれない。
そうなれば安倍政権は内閣総辞職だ。
いまこそ沖縄から平成の安保闘争を起こす時だ。
それこそが、退位を前にした今上天皇のお言葉に国民が応えることになるのだ。
今から半世紀前のあの時、安保闘争がアイゼンハワーの来日を阻止し、岸首相は退陣に追い込まれた。
私は学生運動に背を向けて官僚の世界に入った保守だ。
しかし、あの時の安保闘争が成功していれば今の日本はなかった。
米国から自主・自立した平和な日本になっていたに違いない。
わが同胞である団塊左翼全学連、全共闘世代に連帯を呼び掛けたい。
お前たちは正しかったのだ。
今こそ私と一緒に立ち上がろう。
保守の私が、官僚だった私が、その口火を切る。
美空ひばりの酒は涙かため息かを歌っているくらいなら、天童よしみのあんたの花道を歌え。
東京21区は野党統一候補を天木直人に一本化せよ
いまからでも遅くない。
社民党は東京21区の野党統一候補を天木直人に一本化し、沖縄から平成の安保闘争を起こし、そして今度こそ勝利するのだ。
団塊ジュニアは、ザードの負けないでを熱唱すべきだ。
ウルフルズのええねんを歌って、いまの政治を笑い飛ばすのだ。
20代の若者は、年寄りを乗り越えて日本の未来を自分たちの手でつくり直すのだ。
もはや終わってしまった今度の総選挙に意味があるとすれば、まさしく沖縄から平成の安保闘争を起こす事である。
私がその口火を切る。
このメッセージを全国に拡散してほしい(了)
天木さん、私もkamesanと同じ事を考えていました。でも、天木さん、やはり貴方は私です。ウルフルズの「ええねん」を歌って、今の政治を笑い飛ばして下さい。天木さんがこれを実行したら、少しは貴方に注目が集まると思いますよ。選挙をホッぽり出して沖縄まで行っちゃうくらいの行動力は流石です。それくらいの気概がないと伝わらない。そして、それを無駄にはしないで下さい。これを上手く選挙戦に繋げていければ、浮動票の取り込みが可能です。その為にも是非、街頭演説で歌って下さい。ウルフルズがダメなら、天童よしみでも構いませんが、私としては長渕剛の「トンボ」が効果的だと思います。「東京のバカヤロー!がー」というクダリを、色々変えてみたらイケルと思いますよ。再来年の選挙戦では、こうしたやり方も一考されたら、少しは変化が見られると思います。歌手とのコラボも検討してみたらどうでしょうか。庶民には小難しい日米安保を、それなりに理解させるには、この手法は有効です。ポピュリズムも選挙戦で大いに利用すればイイんですよ。兎に角、貴方を全国に認知させることが先決です。今日、その取っ掛かりを実行してはどうですか。貴方ならデキル!日本の片隅で応援してます!
街頭演説のキャンセルはお疲れでダウンされたのではと心配しておりました。
しかし心配には全く及ばずその圧巻の行動力には感服です。
沖縄の件、安保の件、トランプ大統領来日の件は仰る通りです。
文面からも天木先生の本物の熱い暑い志しがいつにも増して強く伝わって来ました。
私は以前より先生のお考えに共感しておりますので、すんなりと理解出来ました。
その思いは取り敢えず明日以降の街頭演説では冷静にお取り扱いされて、政党名である憲法9条を語る事に集中された方が良いかと思います。
先生のお考えを東京選挙区の街頭演説で初めて知る方々には先ずもって憲法9条、それを理解戴いて枝葉の政策理解に行かないと解ってもらえないし、妙な方向がかった団体の代表者なのではと誤った見方をされかねはしないかと心配です。
何かそんな気がしてしまったので余計かもしれませんが。
また明日から御身体には気を付けて頑張って下さい。