きょう10月1日の日経新聞「迫真」が教えてくれた。
何と、安倍首相が衆院解散を行った9月28日の前日である9月27日に、自民党非主流派の間から、安倍おろしの案が浮かんでいたというのだ。
つまり、安倍首相が25日に表明した解散を取り下げ、内閣が総辞職をした上で、新たに首相を指名し、自公政権を何とか維持するという案が出ていたというのだ。
その背景には、小池百合子知事が25日に自ら代表になって「希望の党」の結党を宣言した事がある。
つまり、これでは選挙に負けるという危機感から出た安倍おろしであるという。
もちろん、この案は相手にされず、安倍おろしは幻に終わった。
しかし、この記事の注目すべきところは、少なくともそういう案が自民党の中で出ていたということだ。
そして、それはそのまま今度の総選挙の後に起こる政局に直結する。
やはり、きょう10月1日の記事であるが、朝日新聞の「小池百合子分析」という記事に、小池百合子は選挙の先に何を狙っているのか、自民党内では「二階や石破との人脈を使って自民党に手を突っ込んでくる」とささやかれ、小池周辺は、「選挙後にポスト安倍をめぐり自民党がどこまで揺れるか次第だ」と語られているという。
つまり、「希望の党」は今度の選挙で一気に過半数を取る必要はないのだ。
幻に終わった安倍おろしが、選挙後に起こるだけの票を自民党から奪えばいいだけなのだ。
そして、それだけの票を今度の選挙で希望の党が取る事は可能である。
本格的な政局は今度の選挙の後に起きるだろう。
もう一度、解散・総選挙ということすらあり得るのである(了)
先ほど、安倍と小池と松井が会談していたと、書いてしまいましたが、
新聞をよく読むと、会談をしていたのは、小池と松井でした。
すごい間違いをしてしまいました。申し訳ありません。
今日の朝日の一面に、安倍と小池と松井が、解散前の9/30に極秘会談をしたと書いていました。
安倍と小池は何か密約をしているのではないでしょうか?
どちらにしても、小池が美味しい所取りするってことには変わりなし。小池の上を行く策士が不在なのが悲しい。結局、最後、日本の政治屋はジャパン・ハンドラーに、上手くコントロールされ転がされるだけ。アメリカン・ドリームが続くだけよ。そうすると、小池はアメリカの希望なのね。