きょう発売の週刊実話最新号(10月12日号)はその表紙に、「本土決戦始まる!」という大きな見出しを掲げた。
さては解散・総選挙の特集記事かと思って手にしたら、何のことはない。
山口組再分裂の衝撃ドキュメントである。
きょうの国会冒頭で安倍首相は解散・総選挙を宣言し、政治家たちは万歳してその時を迎える。
政治家たちにとっては本土決戦は選挙の事である。
しかし、同じ生き残りをかけた戦いでも、暴力団にとっては「本土決戦」とは暴力団抗争のことなのだ。
ことほど左様に、日本列島は、いたるところで生き残りをかけた競争が繰り広げられている違いない。
解散・総選挙を大騒ぎしているのは、政治家たちとそれに依存して飯を食っている政治評論家と政治メディアだけだ。
多くの国民はそれどころではないのだ。
生きて行くために精一杯なのである。
あの暴力団でさえも、いかに金儲けをするか、つまり「しのぎ」で精一杯なのである。
国民の税金を使って政局に明け暮れる政治家よりよっぽどましである(了)
「最後は金目」とはよく言ったもの。カネと言うと汚く聞こえるが、これこそが人生そのものなのだ。我々のカネに対するイメージは、
得てしてマイナスのモノだが、そうした先入見から改める必要がある。欲望が具現化するとカネとなる。欲望も、言葉自体に付き纏う負
のイメージを払拭しなければならない。欲望は、人生の活力源なのだ。欲望がなければ、生命維持は図れなくなる。以前、田中金脈・構
造汚職問題などで「政治は力、力は数、数はカネ」と、よく批判的なフレーズとして揶揄されて来たが、これが政治の当たり前の姿では
なかろうか。従て「政治はカネ」なのだ。天木さんも、最低、二千万円のカネをまず掻き集めないと、一人の当選者を出すのはムツカシ
イだろう。それが五人ともなると、一億が必要だね。