時を同じくしてきょう9月7日、二人の政治家が外遊する。
アントニオ猪木議員の訪朝と安倍首相の訪ロだ。
どちらが日本国民にとって重要か。
もちろんアントニオ猪木の訪朝だ。
いまの日本で北朝鮮有事の回避と北方領土返還のどちらが重要か。
北朝鮮有事の回避であることは自明だ。
そのためには、北朝鮮に対する圧力(制裁)を強化する一方で、対話のパイプを保っておくことも重要だ。
制裁強化の国連決議を認めた米ロ中や、北朝鮮といまでも朝鮮戦争を戦っている韓国までも、裏ではさまざまな形で北朝鮮との対話を模索している。
ところが、小泉電撃訪朝で北朝鮮との対話の最先端を走っていたはずの日本が、いまでは最も北朝鮮とのパイプをなくしている。
そんな中で、北朝鮮を頻繁に訪問できるアントニオ猪木議員は、これ以上ない貴重な政治家だ。
彼の訪朝が具体的成果をもたらすなどと考える国民はまずいない。
しかし、少なくともこのタイミングで北朝鮮側の生の声が聞ける。
ひょっとして、何か新しい感触がつかめるかもしれないという期待感を我々に抱かせる。
それにくらべ、安倍首相の訪ロはどうか。
北方領土返還に進展が見られない事は昨年12月の安倍・プーチン首脳会談ではっきりした。
その後のプーチン大統領の発言でダメオシされた。
北朝鮮有事に至っては、いまや習近平主席よりもプーチン大統領のほうがはるかに制裁反対に回っている。
おまけにトランプ大統領の弱みを握っているプーチン大統領は、いまや米国の最大の敵対国だ。
そんなプーチン大統領に、北朝鮮に対する制裁を強化せよと安倍首相は説得しに行くという。
悪い冗談だ。
わずかでも何かが起きると期待させてくれるアントニオ猪木議員の訪朝と、成果がゼロであることがわかりきっている安倍首相の訪ロ。
どっちがより意味のある外遊か。
子供でも分かる話だ。
しかし、見ているがいい。
安倍首相に忖度する大手メディアは、無いものを有ると言わんばかりに安倍首相とプーチン大統領の19回目の首脳会談を喧伝するだろう。
その一方でアントニオ猪木議員の訪朝を評価する記事を書くメディアはないだろう。
大手新聞に未来がないのは当然である(了)
なるほど 私が勘違いしておりました。 まぁ、しかし何も知らない人が見れば私みたいに勘違いしてしまうので、頭にきているとは思いますが、ほどほどの言葉で書いた方が得策だと考えます。
天木さんはもったいないなぁ。 せっかく素晴らしい思想や理念を持ってるのに、ブログ読んでると新党憲法9条の上に安倍総理への私怨があるように見えてしまう。
新党の事より安倍を退陣させる知恵を絞ってるように見えてしまう。全く理念が違う小池さんや野党に期待するなんて。誰でもいいから安倍を倒してくれと言ってるようなもんです。
まったくの勘違いです。私と安倍首相のかかわりは彼が安倍晋太郎が外相をしていた時の駆け出し秘書の時しかありません。そして安倍首相が腹痛を起こして敵前逃亡をしてもはや国会議員として将来もないと言われていた時にやしきたかじんの馬鹿番組に出て馬鹿な発言をした時、たまたまその番組に出演していた私が彼に反論したことぐらいです。私が安倍首相を馬鹿扱いしても私怨を持つ理由はどこにもありません。私怨を持つなら私をクビにした小泉純一郎ですが正直言って彼にも私怨など持っていません。私が安倍首相を一刻も早く辞めさせたいのはこんな馬鹿な二世議員が首相をやっていては日本の国益が失われるという危機感だけです。そして私が小池百合子を応援したのも安倍を倒す勢いがあったのは都知事選直後の時だけで、化けの皮がはがれた今となっては批判しまくっています。もちろん私は小沢も鳩山も民進党の幹部連中も評価はしません。私に近寄って来た共産党の連中もその正体を知りました。要するにこの国の今の政治家たちはすべて税金泥棒ということです。何もしらない国民が、やれ安倍自民党とか、やれ野党共闘だと騒いでいるのが言い面の皮だと思っています。もちろんその中には既存の政党、政治家から食い扶持を貰っているものがいるわけですが。政治は真面な人間が関わるものではありませんが誰かがそのいかさまぶりを糾弾、監視しなければなりません。その役割を果たしたいと思って立ち上げたのが新党憲法9条です。もちろん憲法9条こそ日本の国是であるという誰も否定できない真実を誰よりも真っ先に宣言して、いかなる政治勢力もかなわない政党として挑戦したわけです。天木