内閣改造後の世論調査が出そろった。
安倍内閣の支持率下落は止まったが、不支持率が支持率を上回ったままだ。
これを要するに、安倍政権は今すぐ倒れることはないが、安倍一強は終わり、後継者争いをめぐる自民党内の政局が始まるということだ。
しかし、この世論調査が示すもう一つの重要な数字がある。
それは相変わらず民進党への支持率が上がらず、9月1日の代表選など国民は見向きもしないということだ。
おりから細野豪志がついに民進党離脱を表明した。
しかも新たな政権をつくると明言して。
予想されていたとはいえ、これは民進党の分解を決定づける事になる。
その細野豪志の決断に呼応するかのように小池百合子がエールを送った。
そして、新党結成は若狭議員に任せると明言した。
都知事選で私を勝たしてくれた若狭議員は私にとってかけがえのない政治家だと言わんばかりだ。
その若狭議員は年内に小池新党を作ると繰り返している。
私が注目したのはきょう8月5日の産経新聞に内閣改造の裏話として次のようなくだりがあったことだ。
「・・・小泉進次郎にも菅義偉らを通じて入閣を打診したが、断られた。背後に元首相の小泉純一郎がいたのは間違いない・・・」
もし、小池新党が小泉父子の支持を得て脱原発を掲げれば、次の国政選挙では、安倍自民党政権に対抗できる最強の受け皿になること間違いない。
もうひとつ。
それは、あの福田康夫元首相が、内閣改造前日のタイミングで、共同通信のインタビューで「国家の破滅に近づいている」とまで行って安倍首相を批判したことだ。
これは官僚の言葉を代弁してる物凄い安倍批判だ。
内閣改造しても安倍政権では駄目だと言っているのだ。
官僚とうまくやらなければ、如何なる政権も長続き出来ないと言っているのだ。
かくして、これからの政治は、自民党と民進党のそれぞれが分裂含みで、二大保守政党の時代が来るということだ。
共産党がひとり張り切って演じて来た野党連合は、小池新党が出来た時点で完全に吹っ飛ばされる。
公明党は政権を取るほうを巧みに見極めて、そちらにつく。
そして、公明党がついたほうが選挙に勝つ。
しかし、安倍自公政権であれ、小池・小泉自公政権であれ、憲法9条を否定する日米同盟を最優先することには変わりはない。
そして日米同盟を最優先するようでは日本の将来はない。
国民の暮らしと安全は良くならない。
憲法9条を日本の国是として、日本ファーストの、自主、自立した政治を実現しかない。
そう正面から訴える新党憲法9条がいまこそ求められるのだ。
それを教えてくれる内閣改造後の世論調査である(了)
二大政党制に向けた政界再編なんて言う、下らぬ常識に惑わされなくてもいいんですよ、天木さん。貴方の目指す一議席確保の「米帝褒め殺し新党」の様に、超ミニ政党乱立の多党制でいいじゃないですか。二大毒政党という米英真似事の枠組みに、縛られぬ事が肝要です。今は復古主義が蔓延する時代です。中選挙区制復活で多党制に向けた、政界再編破壊ですよ。貴方の様な存在は、欧米世界に都合のいい常識を打破するためには、重要な意味を持ってるのです。「マック赤坂」起用をマジに御検討あれ。
組閣のあとに小さく報じられた、内閣人事局長の交代人事。
これから警察官僚の指定席になるのでしょうか?。
この道を。力強く、前への自民党総裁の顔ポスターで、このポスター可笑しいと普通のおばさんたちが盛り上がった。本当は、「曲がった道に、国民を迷い込ませて、戦前へ。」の政権運営していると。
国民が知らないうちに、ジブチに日本の軍事基地があり、インド洋では、インド、米国、日本と海洋演習を行った。他国と空自や海自の軍事訓練が常態化し、陸自が、米軍と北海道内で、今月10日から28日まで、オスプレイの飛行訓練が予定されている。
日本中が、軍事場所になっている。これって憲法を順守していない。
ミャンマーのスーチン氏が、軍事政権が長く続き、政権は交代しても、イスラム教徒のロヒンギャの人権問題の解決のめどがたたない。この問題が、先の大戦で、日本がビルマをイギリスの占領下から奪還したことが原因であったことを知った。イギリスがイスラム教徒と良好関係だったが、日本は、仏教徒との関係を深めたことから始まった。軍政によってゆがむ民主主義と、侵略戦争とは、かくも長い間にわたって自国だけでなく多くの犠牲を払わねばならないことを知った短いレポート報道だった。
日本は、決して戦前に戻ってはいけない。新党憲法9条こそ普通人が待ち望んでいることをおばさんたちの電車の中の会話で知った。