新党憲法9条

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内閣改造ぐらいでは到底ごまかせない権力私物化の大罪

 こんな顔ぶれでも、内閣改造で少しは支持率が回復するかもしれない。

 しかし、内閣改造ぐらいでは、安倍首相の権力私物化の大罪はごまかす事は到底出来ない。

 それほどの大罪である。

 日本国民は水戸黄門の印籠や遠山金さんの桜吹雪が好きだ。

 いまこそ、その正義感を発揮して、安倍首相を逃がしてはいけないと思う。

 メディアは引き続き安倍首相の不正義を追及しなければいけないと思う。

 実際のところ、安倍首相の権力の私物化は、知れば知るほど腹立たしい。

 それをとぼける姿はもっと腹立たしい。

 きょう8月3日の朝日新聞に、森友学園の国有地値引き疑惑に関する「学舎の深層(下)」という調査報道がある。

 その記事の中に検察幹部の次のような説明が引用されている。

 ・・・背任は、委託されて事務を担当する人物が、自己や第三者の利益を図る、または損害を与える目的で、任務に背いて委託者に財産上の損害を与えることによって罪が成立する・・・今回の場合は委託者は国になる・・・「うまくやれば出世できる」や「失敗すれば左遷」といった事情があれば、背任罪が成立する「目的」にあたる・・・と。

 検察幹部がそう認めているのである。

 財務局は背任罪に問われなければおかしいのだ。

 加計疑惑についてはもっと自明だ。

 ついにあらゆる週刊誌がこぞって加計学園の正体と、加計孝太郎と安倍首相の関係の醜悪さを書き立てるようになった。

 に今日発売の週刊文春(8月10日号)は、加計学園の組織ぐるみの安倍首相応援の選挙違反疑惑まで書いた。

 そして、詩織さんが検察審査会に訴えた涙の準強姦罪もみ消しは、不問のまま忘れ去られようとしている。

 こんなことが許されていいはずがない。

 日本国民に正義感があるとすれば、とてもじゃないが「許せねえ」と安倍首相の追及をやめないだろう。

 繰り返して書く。

 内閣改造と権力者の不正義の追及は何の関係もない。

 メディアは内閣改造の報道を一通り書き立てた後は、再び安倍首相の不正義を追及しなければいけない。

 日本国民の正義感に応えなければいけないのである(了)

 

コメント & トラックバック

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  1. 公人格トップの内閣総理大臣たる安倍晋三の、あくまでも私人格の加計孝太郎との癒着関係は攻撃対象です。でも、それだけではダメでしょう。安倍晋ちゃんを操り、利益誘導で甘い汁を吸い続けようとしているのは加計菌だけじゃないですよ。経済界の魑魅魍魎を退治するのは、ほとんど不可能に近いと思いますが。私たちの社会や歴史のほとんどは、カネに纏わる問題を抜きにしては語れません。大口のカネに近付けば近づく程、権力に近付く訳ですが、そのカネは、権力から程遠い市井の市民の血税から成り立っているものです。そうした事をより自覚できている者は、加計問題等を到底、容認できる筈なんてないと思うのですが。けれども、こうした我々の体制に対する些細な「抗い」を、狡猾な政治屋が上手く利用していくのが常なのも、哀しき現実ですけどね。

  2. 首相夫人来県私人でも警護の問題がある。安倍昭恵氏は、8月4日に山形県南陽市で行われるNPOが主催するトークセッションに特別ゲストで出演する。毎日新聞の地方版が伝えていた。

    分かりやす人ですね。首相である夫が8月3日に内閣改造すれば全て今までのことがなくなると思っているのでしょうか。国民はますます疑念を持っているのに。

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