野党が一斉に安倍政権を批判している。
北朝鮮がこのタイミングでICBM発射を集中させたのは、稲田防衛大臣の辞任にタイミングを合わせたからだと。
日本の安全保障政策の空白を狙った脅しだと。
それを言うなら米国の空白だ。
北朝鮮がミサイル発射を繰り返すのは、米国に対するメッセージである事は、もはや誰もが知ってる。
北朝鮮は米国との直接対話を願っているのだ。
米国を対話に引きずり出し、米国との交渉を少しでも有利に行うための米国に対する示威行動なのだ。
そのことは皆が知っている。
おりからトランプ政権は就任以来最大の危機的状況にある。
ロシアとの関係改善も、議会の対ロ制裁法採択によりままならない。
最大の公約であったオバマケアの見直し法案まで共和党議員の造反で否決された。
側近の相次ぐ更迭は、ついにプリーバス大統領首席補佐官にまで及び、共和党執行部とのパイプ役を失うことになる。
まさしくトランプ政権は政治的空白状態になりつつある。
まともな北朝鮮政策など取れる状況にはない。
政治的空白を狙ったICBMの実験だというなら、まさしくトランプ政権の事だ。
安倍政権の事など、金正恩の北朝鮮にははじめから眼中にないのだ。
そんなことは皆知ってる。
野党といえども、いやしくも政治家の集まりだ。
皆が知っていることを野党が知らないはずがない。
それにもかかわらず、防衛大臣辞任の空白を狙ってICBM実験を行ったと野党は安倍政権を批判する。
これは、何でもかんでも安倍政権批判につなげようとする、政局がらみの批判だ。
こんな批判をしているから、安倍政権の支持率が下がっても、野党の支持率も一緒に下がるのである(了)
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