もはや安倍政権は死に体である。
それに輪をかけたように野党の政権担当能力は不明だ。
こんな政治状況の中で、天皇退位を急いでいいのだろうか。
ところが、きょう7月28日朝日新聞が報じている。
政府は天皇陛下の退位と改元の期日を9月中にも決めて公表する方向で検討に入ったと。
当初は来年夏ごろまでの決定を想定していたが、期日を早めたほうが皇位継承の準備がスムーズに進むと判断したという。
安倍政権はなぜそんなに急ぐのか。
朝日新聞のその記事は書いている。
退位日が9月に決まれば、あとは準備が本格化すると。
2018年12月下旬には陛下の退位と皇太子の即位が行われ、19年元旦には改元されると。
遅くとも19年4月1日には即位と改元が行われると。
しかし、朝日新聞のその記事は同時にこう教えてくれている。
天皇陛下の退位を実現する特例法は、退位日に当たる特例法施行日について、特例法が公布された今年6月16日から三年を超えない範囲で政令で定めると。
つまり退位は2020年6月までの間に行われればいいということだ。
退位日を前倒しする緊急必要性はどこにもない。
ましてやいまは政党政治が危機的状況にある。
このまま安倍政権に退位を急がせていいのだろうか(了)
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