新党憲法9条

憲法9条それは希望

八百長国会を見事に象徴する「国民投票を学ぶ超党派外遊」

 きょう7月7日の朝日新聞が書いていた。

 衆院憲法審査会の議員団が、7月11日から10日間の日程で、英国、イタリア、スウェーデンの3か国を視察すると。

 この記事を読んで、これほど腹立たしく思った事はない。

 この記事は、日本の政治の八百長ぶりを見事に象徴する記事だ。

 この海外視察には、自民、民進、公明、共産、日本維新の5党の議員が参加するという。

 社民党や自由党も参加したいはずだがもはや小さすぎて出来ないのだ。

 要するに、与野党全員参加の外遊だ。

 しかもそのテーマが、これから与野党の最大の対決テーマとなる安倍改憲の国民投票である。

 本来ならば、それぞれが独自で調査し、それを生かして改憲と改憲阻止で火花を散らすべきテーマだ。

 それを一緒に調査してどうする。

 おまけに、何をいまさら外国に学ぶだ。

 そんな時期はとっくに通り過ぎている。

 ついでに言えば、なぜ、英国とイタリアとスウェーデンなのか。

 朝日の記事が書くその理由は、まるでとってつけたような理由ばかりだ。

 これは紛れもない無駄な外遊だ。

 私は海外の日本大使館勤務で、この手の、いわゆる超党派議員海外視察団のお世話をさんざんしてきたから知っている。

 国会議員の税金泥棒ぶりは今も昔も変わらない。

 違うところは、ここまで国民生活が疲弊しているのに、国会議員の行動は何も変わらないということだ。

 ここまで安倍暴政に国民が怒っているのに、国会議員の怒りはまるで違うということだ。

 これほど八百長国会を見事に象徴するものはない。

 既存の政党、政治家はすべからく国民の敵である(了)

 

コメント & トラックバック

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  1. 佐川人事は慣例的に順当な人事らしいのですが、それをいいことに正に木を見て森を見ない人事ですね。国民の空気を読めない残念な人事ですが、内閣人事局は直球で信賞必罰実行だと知らしめる良い例になるとでも思われたのでしょう。

    今後、申告納税者は後日の税務調査時に通常万人が応じている任意協力に素直に応じるのが馬鹿らしくなります。
    「あんたのところボスは記録も記憶も無く済むのに、なんで俺には要求するんだ!」と言ってやりたくなります。
    警察も税務署も国民の「任意協力」があってこそ潤滑な運営がなされているのに、協力拒否が増えると思います。

    ところで件の内閣人事局が作成している「イクメンポスター」が自局のイメージ操作を目的に各省庁に貼られている様な気がして不気味で滑稽です。

  2. 安倍政権の山ほどある間違っている政策について、疲弊している国民が、それでも正しい日本のあるべき姿を求めて、身銭をきり、靴も何足もぼろぼろにするほどの活動をしている人たちがいるお陰で辛うじて問題意識を持つことができている現状です。

    その反面、まずは一強の党を選挙で作ってしまったことで、一部の国会議員以外は、何の問題意識もなく、国民のことに思うこともせず、ただ税金を使って、権力を維持し、利用することに熱心か、政局に明け暮れています。
    首相夫人の公務員を5人つけていた事実も何やらうやむやになっています。国税庁の長官が、国民には税務申告などで、書類の保存を数年間義務づけているし、つぶれた会社でもそれまでの会社の書類を5年だか7年間保存しなければいけないきまりがあるその役所の長に、書類の記録も記憶もない人を据えたことって冗談きついですね。

    政治家倫理のための法律も抜け穴だらけです。本当に国民をバカにしています。

    厚生労働省は国民の医療費の増大をいいますが、高い高い薬価の保険適用は、自民党の長老のためと指摘する噂がありましたが、加計学園等の問題がでてきたことで、素直に噂と言い切れない思いがします。

    確かに、国政でも自民党でない党で、私たちの気持ちを政治に反映してくれる党がほしいという人は多いです。都民ファーストしか浮かばない庶民に新党憲法9条の広まることを七夕の日に願いを込めたいです。

  3. いつもご意見楽しみに拝読させていただいております。ありがとうございます。
    余計なことかもしれませんが、上記のご意見中、日本語の使い方に誤りがあるようです。
    「すべからく」の使い方についでです。「すべからく」を「全て」と同意味で使っているようで、気になりました。
    「すべからく」は「須く」で、意味は「当然、ぜひとも」などであり、「須くーーーーべし」と使わないとおかしいと思います。

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