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誰も書かない日米2プラス2延期の本当の理由

 7月14日から開催されるはずだった日米の外務・防衛担当閣僚による安保協議(いわゆる2プラス2)が延期されたという。

 北朝鮮の脅威にどう対応するかは日米間の外交・防衛の喫緊の課題だ。

 いまこそ2プラス2が必要な時だ。

 それにもかかわらず米国側の都合で延期されたという。

 その理由はティラーソン国務長官の都合がつかなかったからだという。

 2プラス2より優先しなければいけない都合とは何か。

 7月14日に開かれるフランス革命記念日に、ティラーソン国務長官がトランプ大統領と共に出席するからだという。

 それならパリで行えばいいのだ。

 岸田・稲田両大臣にとっては、ワシントンでもパリでも、外遊する時間と手間は同じだ。

 マティス国防長官にはパリに来てもらわなければいけないが、ワシントンからパリに行くのは大西洋をひとっ飛びするだけだ。

 百歩譲って7月14日が無理でも、いくらでも直近の他の日を見つける事が出来る筈だ。

 それなのに、秋まで延期するという。

 その頃には北朝鮮情勢はどうなっているかわかったもんじゃない。

 なぜ日米2プラス2はそこまで延期されたのか。

 答えは稲田防衛相の居座りである。

 かつてマティス国防長官は、就任直後に初来日して稲田防衛相と会談した後、稲田防衛相で大丈夫かとあきれ果てたと報道された事があった。

 そもそも、稲田防衛相に対する自衛隊制服組の評判は悪い。

 マティス国防長官が、それを知らないはずがない。

 おまけに相次ぐ失言で、いまや稲田防衛相は死に体だ。

 次の内閣改造で交代必至だ。

 その稲田防衛相を直ちに更迭するのならまだしも、8月の内閣改造まで居座らせたのが安倍首相だ。

 マティス国防長官としては、馬鹿らしくて2プラス2などやってられるか、ということだ。

 そんな稲田防衛相を、自分の後継者の一人として甘やかす安倍首相もまた、あきれ果てられているに違いない。

 もはや日米同盟関係を最も危うくしているのは、安倍首相、その人である(了)

 

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  1. 新聞を読んだ瞬間にこの原因は確信が持てました。安倍首相は、「国政は一瞬の停滞も許されない」と自分の都合を国政に優先してよく言います。しかしこれによる悪影響は最悪国民が迷惑を受けて我慢すれば済むのかもしれません。

    しかし外交や安全保障はもっと停滞は許されず、国民を危険に晒し、更に相手国にも迷惑を掛ける事になります。国民だけに迷惑を掛けるのでは飽き足らず、とうとう外国、外交にまで直接的に迷惑を掛ける人になってしまいました。
    このような会談延期という結果が出るのは解りきっているのに誰も本気で進言できる政治家も官僚もいないという現状は恐ろしいです。明日以降の海外での活躍を何倍にも盛って御用メディアに流して貰えば馬鹿な国民はまた簡単に騙されると思っているのです。
    笑顔でタラップで振っている手は一体誰に何の為に振っているのか解りません。空気が読めないのかとも思ってましたが、「白を黒に出来る俺には空気すら色を変えられる」という思い込み、信念すら感じとれます。

  2. 今、世界は大きく動いている。安倍政権になって特にひどくなっているのは、一般にはわかりにく外交を首相の人気取り道具にしている。それを可能にしているのが:、用意された記者会見の内容の発表にある。

    そのつけがだいぶたまってきている。国民の多くが今の世界の状況を捕らえ切れていないことで、日本の置かれている立場や観点が危うい。

    天木氏がいろいろ的確に指摘しているが、今の政権は、こり固まったご都合主義の歴史認識で占められているから、身動きが取れない。改憲などすれば、日本の世界での立ち位置を危うくする。

    習近平主席はクレムリンでプーチン大統領と首脳会談。北朝鮮問題で共同声明を出した。

    外交は相手国があり、日本側サイドの情報発信だけでは不十分なのだ。

  3. 天木氏のご推察通りだと思います。小生のような素人でも「笑止千万」この上ありません。それにしても、自民党というところは再び野党に下って、金輪際与党などにはなってはならないと思います。
    This is a 『敗因』とか『戦犯』とか言われてますが、小生はずばり『政治家適応障害群』だと考えます。T・H・I・S・A等は政治家になってはならない粗悪品の輩だったということでしょう。総理候補の最右翼の人が、Tさんを不適格と言っていましたが、H・I・S・Aも同じムジナと言いたかったのではないでしょうか。
    タラップから手を振るアホ面を、大多数の国民は何と思ってみているのでしょう。否、チャンネルを変えるか顔をそむけただろうと考えます。身内の人たちの居たたまれなさが手に取るように分かる気がします。方や民進党の救いようの無さも底なし沼の如くです。救世主が表れない限り、オリンピックまでに分裂するでしょう。
    小生は、新党憲法9条の中から出た救世主によって民進党をひっくり返して、新党を立ち上げて欲しいと願っております。民進党にも骨のある人材はいます。戦後最低最悪の愚かな『総理と官房長官』に行政が国が振り回される愚かな日本を見るのは忍びないです。

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