新党憲法9条

憲法9条それは希望

それでも続く安倍自公政権

 都議会選における安倍自民党の敗北は今夜分かる。

 もはや安倍自民党の敗北と小池都民ファーストの勝利は明らかだ。

 残る興味は、どこまで大差がつくかどうかだ。

 しかし、仮に安倍自民党が惨敗しても、それがすぐに安倍首相の辞任につながることはない。

 安倍首相は絶対に辞めないと自分に言い聞かせているからだ。

 その安倍首相を引きずり下ろす力は今の自民党にはないからだ。

 ましてや政権交代は起こらない。

 安倍首相は、今度の敗北を見て解散・総選挙の先送りを決めるだろう。

 選挙が無ければ政権交代は起こらない。

 そして、安倍首相は都議会選の敗北の影響をなかったものにするため、外交に逃げ込む。

 さっそくドイツなどに外遊し、首脳外交を重ねる。

 その後もどんどん外遊を重ね、外交を作り出すだろう。

 7月にも内閣改造を前倒して、態勢を立て直そうとする。

 そして夏休みの政治休戦に入る。

 安倍首相を追い込むはずの野党もまた都議会選で敗れ、その立ち上がりに必死で、とても安倍首相を追いつめる余裕はない。

 そこで、大勝利した小池都民ファーストがどうするかに注目が集まる。

 ところが、都民ファーストもまた大きな問題に直面する事になる。

 いくら勝利しても、いきなり国政に向かう事にはならない。

 まず東京都改革を正しく実現する事が求められるからだ。

 しかも解散・総選挙が遠のけば、直ちに国政に向かう気運は高まらない。

 その間に、都民ファーストの問題が露呈し、小池新党の矛盾が露呈する。

 何よりも、東京五輪の成功が最優先されるから、小池東京都知事は安倍自民党と全面対立することは出来ない。

 このように考えて行くと、東京都議会戦後の後は、更なる政局の混迷に向けてだらだらと続いていくということだ。

 政治娯楽番組は大繁盛するが、国民にとっていいことは何一つない。

 どこかの時点で誰かが正しい政治の動きを作り出さなければいけないのに、その主役は見当たらない。

 安倍・菅暴政はまだ続くのである(了)

 

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