大混乱の国会であり、政局ですが、そんな中、あっさり成立する法案があります。
天皇退位特例法がそれです。
きょう参院本会議で圧倒的多数決で承認され、成立することになります。
これで、今上天皇が昨年8月8日にあの言葉で国民に訴えた願いが、完全になきものとなり、その今上天皇は、来年いっぱいで確実に退位させられることになります。
そして、それと前後するタイミングで、憲法9条が国民投票による過半数の承認を得て改憲されることになると私は見ています。
すべては安倍首相の思惑通りに進んで行くかのようです。
発売中の女性セブン(6月22日号)に、毎日新聞がスクープした「天皇は祈っているだけでよい」という有識者会議のメンバーの一人が述べた言葉に、今上天皇がいかに失望されたか、その内幕をレポートした「必読レポート」という特集記事を見つけました。
すべては私が書いてきたことばかりです。
こんな重要な事を女性週刊誌しか書かないことは残念ですが、女性週刊誌でもここまで書いてくれた事は評価すべきでしょう。
しかし、このような記事が見られるのも、これが最後となるでしょう。
天皇退位方が出来てしまえば、あとは退位をいかに円滑にとり進めるかが最大の問題になっていくからです。
私がその記事で注目したのは、毎日新聞の報道を見て、安倍首相は官邸の一室でかなり気色ばんだと書かれていたところです。
気色ばんだ理由は、宮内庁の職員の中にも反旗を翻すような者が出てきた事への驚きと怒りに違いないでしょう。
しかし、そんな謀反も、退位特例法が成立してしまえば、もはや無意味になります。
こうして、退位特例法の成立とともに、今上天皇陛下の、あのお言葉の思いを語るものは、誰もいなくなります。
そうはさせない。
私は、今年中の最善のタイミングを選んで記者会見を開き、新党憲法9条の結党宣言をすることを決めました。
その時までに私とともに立ち上がる人が出てこなくても、たった一人でも記者会見を行うつもりです。
インターネットの世界から現実の世界へ姿を現して、あらたな活動を始めます。
その時は、内外のあらゆる状況が、新党憲法9条の正しさを証明してくれる事でしょう。
新党憲法9条は歴史的要請から生まれる必然的な政党なのです。
私は日を追ってますますそう考えるようになりました。
そしてそれは正しいと思っています。
私と一緒に立ち上がりましょう(了)
天皇陛下のお気持ちを察すると、どんなにか無念で、日本の先行きを案じていることと思います。8月8日のビデオメッセージを国民は決して忘れてはいけないこと
です。「天皇が象徴であると共に、国民統合の象徴としての役割を果たすためには、天皇が国民に、天皇という象徴の立場への理解を求めると共に、天皇もまた、自
らのありように深く心し、国民に対する理解を深め、常に国民とある自覚を自らの内に育てる必要を感じてきました。」
深く頭が下がるお言葉です。ビデオメッセージで語られているお言葉を政治の世界で実現していく新党憲法9条の出番がやってきます。