トランプの初外遊を報じるメディアは、どれも一様に、果たしてトランプに中東和平は実現できるのか、と懐疑的だ。
しかし、懐疑的どころか、トランプに中東和平など出来る筈がない。
メディアはそうはっきり書くべきだ。
なぜなら、トランプはイランに対する敵視政策を隠そうとしないからだ。
いまやイランは中東和平のカギを握る最大の当事国である。
なにしろイランはイスラム教の二大宗派であるシーア派の雄だ。
なにしろイランはスンニ派ISとのテロとの戦いの最前線に立っている国だ。
なにしろイランはいまやイスラエルがもっとも恐れる国だ。
そのイランを、ここまで悪と決めつけ、アラブ諸国による包囲網をつくろうとしている。
おまけに、イラン国民が対米融和の大統領を選んだ矢先の対イラン強硬外交だ。
これではイランに喧嘩を売ってるようなものだ。
中東和平どころか、中東和平をぶち壊そうとしている。
メディアが書くべきはその事だ。
トランプによって中東はますます混迷するとはっきり書くべきである(了)
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