自衛隊の明記と並んで安倍首相が言及したのが高等教育の重要性だ。
なぜわざわざ改憲の重要テーマとして、国防と並んで教育の重要性に言及したのか。
教育勅語を復活させようとするくらいだから、やはり教育においても国防教育を強化しようするつもりなのか。
あのビデオメッセージを見た時、私はその程度の事しか浮かばなかった。
しかし、きょう5月4日の産経新聞のスクープ記事を読んで合点が行った。
日本維新の会の橋下徹顧問が、党が掲げる教育無償化の財源に相続税増税を充てる検討を日本維新の会の所属議員に提案していることが3日、分かったというのだ。
日本維新の党は教育無償化を憲法改正の柱に位置付けており、安倍首相も前向きな考えを示しているとその産経の記事は書いている。
なるほど、あのメッセージは橋下徹に対するメッセージでもあったのだ。
次の衆選選で橋下徹みずからが政界復帰をするかどうかはわからないが、安倍首相は橋下徹に期待し、橋下徹は間違いなく安倍政権を支援するだろう。
おりから都知事選後の小池東京都知事の動向が注目されている。
小池知事がどのように国政に参加するのか、その場合には安倍自公政権とどう関係を持つのか、さらに言えば小池都知事と橋下徹の関係はどうなるのか。
もし安倍・橋下の連携に加え、小池都知事と橋下徹の日本維新の会が国政で連携するようになると、改憲が一挙に近づくことになる。
ますます野党共闘が弱くなる。
都知事選後の政局は、一気に流動的になるという事である(了)
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