メディアは相も変わらず北朝鮮有事を煽っている。
あたかも北朝鮮の挑発行動を期待しているかのようだ。
そんな危機的状況にあるというのに、安倍首相は予定通り4月27日から訪ロすると言う。
そんなことが本当にできるのだろうか。
それでも訪ロするというなら、外遊中には危機は起こらないという確証を得ているということだ。
もし確証なしに訪ロするのなら、出たとこ勝負の無責任外交だ。
どっちにころんでも、国民軽視のいかさま外遊だ。
それに加えてもうひとつ、デタラメ外交になる事が付け加わった。
それは北朝鮮をめぐって米ロの対立が激化したことだ。
ウクライナ、シリアを巡って対立して来た米ロであるが、ついにその対立は北朝鮮に及ぶようになった。
ロシアは北朝鮮の国連安保理制裁決議をめぐって米国に異論を唱え、米国を譲歩させた。
今度は、北朝鮮の貨物船万景峰号をウラジオストックに寄港させる新たな定期航路を開設し、制裁破りをしようとしている。
その一方で安倍首相は、いまやトランプと一緒になって北朝鮮に圧力をかけようとしている。
そんな安倍首相が、このタイミングで訪ロして、プーチン大統領と何を話すというのか。
「トランプと俺のどちらを取るか」とプーチンに脅かされるのがオチだろう。
それでも訪ロしたいと言うなら安倍首相はよほどの自虐趣味だ。
それとも、自分ならトランプとプーチンの橋渡しができると思って訪ロするのだろうか。
もしそうなら滑稽なまでの楽観主義者であり、自惚れ屋だ。
どっちに転んでも救いがたい外交音痴だ。
安倍首相は本当に4月27日に訪ロするのだろうか。
メディアはそんな訪ロの意義を何と報道するつもりだろうか(了)
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