きょう3月29日の毎日新聞が、南スーダン自衛隊PKOの撤収に関する検証記事を書いていた。
それを読むと、安倍首相が南スーダンから自衛隊を撤収させたがっていた事がわかる。
その理由はやはり治安の悪化だ。
そしてその撤収を決定づけたのが、やはりトランプ政権の誕生だ。
もはやオバマの米国に義理立てする必要はない。
トランプ政権が発足した1月から、安倍首相は撤収にGOサインを出したと毎日新聞は書いている。
そこまでは、すでに報じられていたことばかりだ。
とくに驚くことはない。
私がその検証記事で驚き、そしてこのメルマガで書かなければいけないと思ったのは、安倍首相が語ったとされる次の言葉だ。
「南スーダンの建設省じゃないんだから5年もやれば十分じゃないか」
これは撤収を命じた時の安倍首相の言葉だという。
これは南スーダンの自衛隊PKOが、本来のPKO活動ではなく、道路建設などのインフラ整備に専念せざるを得なかった事を皮肉った言葉だ。
つまり憲法9条の範囲内でしか活動できない自衛隊の海外活動を自嘲した言葉だ。
本来なら軍事活動に従事させ、自衛隊を軍隊にしたいが、それでは憲法9条違反となり非難される。
おまけに自衛隊員に死傷者がでたら引責辞任は必至だ。
そのジレンマを自嘲した言葉だ。
自らの覚悟のなさと事故矛盾を、南スーダンに派遣した自衛隊PKOにぶつけた言葉だ。
これが安倍首相の積極的平和外交の正体だ。
自衛隊員は激怒しなければいけない。
もしこの発言が本当なら、この発言一つで、安倍首相は総辞職ものである(了)
Comment On Facebook