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メルケル首相と自由貿易の重要性で一致した安倍首相の支離滅裂

 森友疑惑から逃げるように欧州外遊をはじめた安倍首相。

 その目的が、対立するトランプ大統領と欧州の首脳との橋渡しであるというからお笑いだ。

 そんなことができると安倍首相は本気で思っているのだろうか。

 その安倍首相は、最初の訪問国であるドイツでメルケル首相と会談した。

 それを報じるきょう3月21日の各紙は一斉に書いている。

 メルケル首相と自由貿易の重要性で一致したと。

 安倍首相は支離滅裂だ。

 自由貿易などクソくらえと言って二国間貿易に走るのがトランプ大統領だ。

 そのトランプ大統領とゴルフ会談して、100点満点だった、個人的信頼関係を築いた、と自画自賛したのが安倍首相だ。

 TPPを否定して二国間交渉を始めるトランプ大統領に同意して、日米二国間交渉を始めることに応じた安倍首相だ。

 しかしメルケル首相は、この間行われたトランプ大統領との首脳会談では自由貿易の是非をめぐってトランプ大統領と平行線のままだった。

 そのメルケル首相と安倍首相が、自由貿易の重要性で一致したと言う。

 トランプに怒鳴られるだろう。

 どっちを向いているんだと。

 その怒りにおそれをなして、今度はトランプ大統領の保護主義政策に同調して日米二国間交渉で米国の無理難題を安倍首相は飲むしかない。

 支離滅裂であることは安倍首相の勝手だが、そのおかげで日本の国益が失われては、国民はたまったものではない(了)

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