安倍首相の訪米に関する集中審議の中で、誰も質問しなかった重要な事がある。
それはトランプ大統領の日本訪問だ。
安倍・トランプ首脳会談の中で、安倍首相がトランプ大統領を招待し、これをトランプ大統領が受け入れたと報じられた。
トランプ大統領の公式訪問が当たり前のように決まり、その後の報道は、トランプ大統領の年内訪問が政治日程にまで書かれるほど既成事実のようになっている。
安倍首相の解散・総選挙は、トランプ訪日の余勢をかってその後に行われる、などと書き出すメディアも出て来た。
しかし、トランプ大統領の公式訪問については、英国で一大政治問題になっている。
軽々に招待したメイ首相に対する批判が沸き起こり、エリザベス女王に会わせるわけにはいかない、公式訪問を非公式訪問にしろ、などという声が日増しに高まっている。
ところが日本では疑問視する声がまったく出て来ない。
トランプ訪日を書くメディアは皆無であり、問題視する政治家、有識者はは一人もいない。
もしこのままトランプ大統領の公式訪問が行われるとすれば、一番心を痛められるのは天皇陛下に違いない。
なにしろ違憲首相の手によって、違憲大統領を謁見しなければいけないからだ。
護憲派である天皇陛下の心痛はいかばかりだろう。
しかも、伝統的に良好な関係を保ってきた英国女王が会わないトランプ大統領に、安倍首相の一存で無理やり会わせられるのだ。
おりから安倍首相は天皇陛下のお言葉を逆手にとって、天皇陛下の退位を急いでいる。
自分が首相のうちに辞めさせたいといわんばかりだ。
どこまでも不敬な安倍首相である。
そのことに鈍感なこの国の政治とメディアと国民である(了)
全く関係ない話ですいません。
私がなぜ天木直人先生に多少なりとも関心があるかを話します。
学生時代にたまたま神保町にある三省堂に立ち寄ったとき
たまたま店頭に「さらば外務省」を読んだときの衝撃です。
そこには
>ノンキャリアになろうとするものは歩留まりを見越した敗北者である
これは当時就職活動していた私には胸にグサッときましたのを覚えています。
この影響で私はノンキャリアの試験は合格したものの辞退したのです。(外務省ではありません)
そして民間企業にはいりましたがそれは正解だったと思っています。
天木先生のいう通りノンキャリアはもういい年になるのにぜんぜん昇進していませんでした(笑)
私もあの本のように少しでも骨のある奴になることが目的になったのを今でも大切に思っています。
当時こんな侍みたいな官僚がいるんだなって、かっこいいと思いました。