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条件が許さない安倍首相のサミット出席の訪米

 
 安倍首相がサミット出席の訪米について、「条件が許せば出席したい」と言っているらしい。

 いつものウソだ。

 出席したくて仕方がないのだ。

 いや、出席できるように、トランプ大統領にみずから頼み込んでいるのではないか。

 電話会議ではなく通常会議が実現するよう何があっても頑張ってくれ、応援すると。

 ならば、安倍首相のウソを逆手に取って、条件が許さないようにすればいいのだ。

 どうすればいいのか。

 真っ先に思いつくのは黒川処分だ。

 その不透明性について国民が納得できる説明をしてから外遊しろ、それが出来なければ訪米どころか、いますぐ総辞職だ、と条件をつきつければいいのだ。

 もっとも、こんな条件をつけても、安倍首相はびくともしないだろう。

 野党や一般国民は気づいていないが、そもそも官邸と法務省は一体だ。

 そして検察庁は法務省の一部に過ぎない。

 これを要するに、黒川前東京高検検事長だけでなくその後任の林東京高検検事長も、いまの稲田検事総長も、すべて安倍政権と一体なのだ。

 人事で少しはもめたが、いまとなってはどう切り抜けるかという保身で一体なのだ。

 黒川問題は黒川辞任と検察庁法改正の先送りで終わったのだ。

 しかし、黒川処分の条件が許しても、もう一つの訪米阻止の条件が残っている。

 それはコロナ汚染問題だ。

 今朝の早朝のNHKニュースが繰り返して流した。

 訪米から帰国したら、安倍首相は2週間自宅に引きこもることにすると。

 いまの状況は、米国からの帰国者は二週間外出禁止になっている。

 首相だけを例外扱いするわけにはいかないと。

 これには笑ってしまった。

 安倍首相はサミットでトランプ大統領に何をしゃべって来たのか、人工呼吸器を買わされただけでなく今度は何を飲まされて来たのか、その追及から逃げるために、ほとぼりがさめるまで二週間、外出規制を口実に引きこもるというわけだ。

 これほどの説明責任放棄はない。

 だったら、そんな規制が必要なくなるまで、つまり米国のコロナ汚染状況が改善するまで、米国でのサミット開催に反対すべきなのだ。

 コロナ感染の拡散防止策を最優先にして来た安倍首相だ。

 そのために国民の自粛要請を厳しく求めて来た安倍首相だ。

 二次感染を防げと号令をかけている安倍首相だ。

 みずからそれに反して、せっかく抑え込めそうになったコロナ危機を再発させるような真似を率先してどうする。

 サミット出席は、「コロナ感染封じ込め」第一という条件を満たしていない。

 つまり、安倍首相のサミット出席は、安倍首相が言うところの条件が許さないのである。

 それでも出席を強行するようでは、コロナ危機克服のためにすべてを犠牲にしてきた国民を裏切ることになる。

 サミット出席を許してはいけない。

 この程度のサミットならテレワークで十分だ(了)

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