黒川氏のマージャン賭博辞任のおかげで、検察庁の人事が一新した。
そして東京高検検事長のポストに安倍政権と対峙していたと言われている稲田検事総長の意中の人物であるとされて来た林真琴氏が就いた。
まちがいなく林氏は今年の夏以降、稲田氏の後任として日本の検察のトップである検事総長になるだろう。
その林氏が昨日、5月27日、就任記者会見を開いてこう就任の抱負を述べたらしい。
国民の信頼を取り戻すのが私の責務だと。
(政治)との距離が近いと公正さを疑われる可能性があると。
その言やよし。
ならば、これまでの安倍首相の下で見逃された数々の疑惑について、国民が納得いく形で検察の責務を果たさなければいけない。
最初の仕事として、可及的速やかに河井前法相夫妻の立件・逮捕をしなくてはいけない。
関西電力幹部の収賄事件を国民が納得する形で前進させなければいけない。
何よりも、黒川氏の訓告処分について、検察庁はそれでよかったのか、検察庁の判断を明らかにしなければいけない。
それができないなら、すべては八百長だったことになる。
なぜメディアはその事を書かないのか。
野党は、安倍追及と同時に、新東京高検検事長である林氏にその事を迫らないのか。
もはや済んだことの追及よりも、あらたな検察庁の仕事ぶりの監視にすべての注目を集中させるべきである(了)
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