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サミット出席で息を吹き返す安倍首相

 
 きのうのメルマガで私は書いた。

 安倍首相に訪米させてはいけないと。

 すなわち6月末に開かれるトランプ主催のサミットに出席させてはいけないと書いた。

 しかし、どうやら安倍首相は喜び勇んで米国へ外遊しそうだ。

 オブライエン大統領補佐官が24日のCBSテレビで明らかにしたらしい。

 トランプ大統領がツイッターでつぶやいたサミットの通常開催を6月末にも行うように検討していると。

 トランプ大統領は本気だ。

 そしてトランプ大統領が本気なら米政府は本気で準備する。

 ホスト国がそう決めれば他の参加国はそれを拒否できない。

 ましてや相手は他人の言う事を聞かないトランプ大統領だ。

 米国のコロナ感染状況がそれを許さないほど悪化すれば別だが、このままではG7の首脳が米国に集まって首脳会談することになる。

 それを一番喜んでいるのが安倍首相だ。

 なにしろ、ホストであるトランプ大統領と一番仲がいい。

 いまやG7首脳の中でも任期が最長の一人だ。

 おまけに今度のサミットはコロナ対策一色だ。

 コロナ汚染の被害を最小限に抑えることに成功したのは日本だ。

 今度のサミットが、「外交の安倍」を再浮上させることを一番よく知っているのは安倍首相だ。

 果たして安倍首相は喜び勇んでサミットの行くことになるのか。

 すべてはきょうから始まる国会における野党の攻勢だ。

 安倍首相は野党がどんなに攻めて来ても低姿勢でかわし、6月12日には第二次補正予算を成立させ、国民に大盤振る舞いして、その勢いでサミットに出掛けるつもりだ。

 その前に野党は解散。総選挙の追い込めるか。

 ところがきょうの新聞を見て驚いた。

 野党第一党の立憲民主党の枝野幸男代表はきのう25日の党会合でこう言ったらしい。

 いつ衆院解散、総選挙があってもおかしくない。力を結集して次の政権の姿を示す必要があると。

 これではだめだ。

 解散を迫るどころか、解散された時の準備の必要性を訴えている。

 安倍首相が解散するのは今ではない。

 私は安倍首相は総選挙するつもりはないと思う。

 万が一解散するとすれば、都知事選が終わり、コロナ危機にめどがつきそうな秋だ。

 吉村、橋下、小池らが非自民保守で動き出す前だ。

 日本の政治の一大再編劇が起きる前である。

 そしてその時には今の野党に出番はない(了)

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