コロナ感染がトランプの政治生命を危うくしそうになってきた。
なにしろ世界一の感染数、死者数を誇る米国になってしまったからだ。
戦後最悪の経済困窮に襲われつつある米国になってしまった。
いくらトランプでもこの危機を嘘で乗り切るわけにはいかない。
世論調査でもバイデンに差をつけられていることがわかった。
だからこそトランプの中国叩きがどんどんエスカレートしているのだ。
ここまで追い詰められているのに、なぜかトランプが負けるという感じがしない。
やはりバイデンでは盛り上がらないのだ。
そう思っていたところに、バイデンに心強い味方がでてきた。
しかもそれはこれまでのメディアで一切報道されてこなかった人物だ。
それが「ミシガンから来たあの女」である。
きょうの共同通信が教えてくれた。
ミシガン州の女性知事グレチェン・ウィットマー氏(48)に注目が集まっているという。
コロナ感染者の多いミシガンで奮闘する姿が評価され知名度が急上昇しているという。
なによりもトランプ大統領が、「あのミシガンの女」と記者会見でいまいましげに漏らしたというのだ。
これで決まりだ。
喧嘩は相手の嫌うところをつけと喧嘩上手の橋下徹も言っている。
私はデトロイト総領事の時にミシガン州を管轄していた。
ミシガン州はオハイオ州と並んで、大統領選が行われるたびに、その帰趨を左右するスウィング州(どちらに転ぶかわからない州)と言われる州だ。
バイデン候補はミシガン州知事を副大統領候補に指名せよ。
そうすることによってはじめて今度の大統領選が面白くなる。
ウィットマー知事は好感度も高く「下品な冗談にもつき合う」(政治サイトポリティコ)という。
バイデン氏のアキレス腱であるセクハラ疑惑の防波堤にもなってくれるだろう(了)
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