きょう5月10日の朝日新聞が囲い込み記事で報じた。
急性白血病で緊急治療が必要なインド在住の韓国人の女児が日本の臨時便で韓国に帰国できたと。
すなわち、コロナ感染でインドから韓国への航空便がすべて運休しているおりから、駐インド韓国大使館が他国に女児の早期帰国の協力要請をしたところ、日本航空の臨時便が最も早く帰国できるとわかり、日本大使館が支援に応じ、その女児は羽田経由で無事韓国に帰国できたのだ。
これを韓国のメディアが相次いで報じたと。
韓国外交省は「韓日協力のもうひとつの良い事例だ」とコメントしたと。
菅官房長官も「韓国から深い感謝の意が示されている」と応じたと。
この記事を読んでいる時に、NHKの早朝ニュースが報じた。
茂木外相が康京和外相から感謝状が届いた事を明らかにしたと。
お互いの国民の帰国を航空便の協力によって助け合うことで、日韓関係改善につながる事が期待されると。
このニュースをNHKは何度も繰り返した。
明らかに外務省の意向を汲んだ宣伝報道だ。
しかし、こんなことで戦後最悪となっている日韓関係が改善されるなら苦労はない。
コロナ危機下における輸送協力はあくまでも人道的なものだ。
それすら出来ないようでは日韓関係は破綻しているということだ。
いまの日韓関係を解決するには歴史認識問題を克服するしかない。
そして安倍政権が続く限り日韓関係の改善は無理だ。
日韓関係を改善したければ、一日も早く安倍政権を退陣させなければいけないのだ。
その朝日の記事はこう締めくくっている。
「韓国では、こうした協力が話題になること自体が、対日関係停滞の象徴だとの指摘もある」と。
この件については朝日の記事の言う通りである(了)
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