コロナ感染に効くならどんな薬でもいい。
どこ国が先行しても、どの製薬会社が儲けても、それが透明性を持って説明がなされるなら、どんな薬でもいい。
しかし、少なくともそれが承認され、使われるようになった経緯だけは明らかにしてもらいたい。
そこで問題にしたいのは、米国のレムデシビルの特例承認だ。
トランプが5月1日に米医薬大手ギリアド・サイエンシズ社のレムデシビルを、新型コロナウィルスの治療薬として緊急使用することを許可した。
そして同社の日本法人は日本の厚労省に連休中にもかかわらず5月4日に承認申請したた。
そしてわずか3日後のきのう5月7日に厚労省は特例承認した。
どの新聞も、その事を大きく報じている。
どの新聞も異例の速さの承認だと認めている。
それにもかかわらず、どの新聞も、なぜここまで異例の早期承認がなされたのか、しかも治療効果の国際評価が分かれているというのに、そして日本独自の臨床も、評価も何もなされていないのに、承認したのか。
あり得ない事が起きているのに、まるで米国が承認したから自動的にそのまま承認したと言わんばかりだ。
どう考えても米国への忖度があった、いや、それどころか米国からのあからさまな承認要求すらあったのではないかと思いたくなるほどの異例な早期承認である。
いや、もっと言えば、トランプが許可したと報じられた時に、すでに日本が承認すると報じるものもあったぐらいだ。
どう考えても米国との関係があったに違いない。
それでもメディアはそのことを誰も言わない、書かない。
こうなればトランプ大統領に期待するしかない。
日本の都合の悪い事でも何でも、すぐにばらしてくれるトランプ大統領のことだ。
俺が安倍に頼んだのだ、中国に先を越されるわけにはいかないと、安倍はわかりましたと約束してくれたのだと。
トランプ大統領の方から先にそうばらされないように、メディアは調査報道して、その事を一日も早く日本国民に教えるべきだ。
中国叩きの日本の事だから文句は出ないだろう。
なぜメディアはレミデシビルの異例のスピードの裏にある米国との関係について書かないのだろう。
書いて困るものはひとりもいないというのに。
いまさら、対米従属であると批判するのは私ぐらいのものだというのに(了)
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