私は3月18日のメルマガ第161号で書いた。
バラマキと政府・与野党連絡会議は究極の野党つぶしになると。
どうやらその通りになりそうだ。
報道が、ひとり10万円の支給を安倍政権が行うようだと盛んに言い始めた。
期待を持たせた以上、もはやそれをしたわ回るバラマキは出来なくなった。
当初はひとり1万2千円―2万円などと報じられていたが、韓国が4万円支給すると報じられた。
決定打はトランプがひとり11万円支給すると言い出したことだ。
それを見て安倍首相は決断したのだ。
近く正式に発表されることになる。
野党には真似の出来ない究極のバラマキとなる。
野党潰しのもうひとつは19日に行われた政府と与野党の連絡協議会の初会合だ。
それを伝えるきょう20日の産経新聞が、この協議会は、自民党の二階俊博幹事長が主導し、森山裕国対委員長が立憲民主党の安住淳国対委員長に根回しして実現したと書かいた。
野党を引き入れることで、大規模な経済対策を盛り込んだ令和2年度補正予算案の編成を迅速に進める狙いがあると書いた。
やはりそうだったのだ。
18日の一部の報道では、提案したのは福山立憲民主党幹事長だとなっていた。
そして、もしその報道が事実なら立憲民主党は野党第一党失格だ、安倍首相としては大歓迎だろう、と書いたが、やはり自民党が言い出したのだ。
安倍政権の意向を受けた二階幹事長が、安倍政権の国会対策を一手に引き受けている森山裕国対委員長を通じて、辻元清美前国対委員長よりもはるかに自民党寄りの安住淳国対委員長を抱き込んで実現した与野党協議会だったというわけだ。
ただでさえ、立憲民主党が野党第一党では安倍政権を倒すことは難しかったのに、これでは、野党は安倍政権を倒すどころか思うつぼだ。
コロナ危機で潰されるのは、安倍政権ではなく、やはり野党だということになる(了)
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