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習近平訪日延期を真っ先に百田尚樹、有本香に伝えた安倍首相

 きょう2月29日の各紙が報じている、きのう2月28日の安倍首相の動静欄を見て驚いた。

 夕方7時15分から、中国の楊ケッチ共産党政治局員と官邸で会談したとある。

 そこまでは大きく報じられている通りだ。

 きのうの安倍首相の日程の中で最も重要な外交動静だ。

 ところがである。

 そのあと、8時2分から、公邸で、作家の百田尚樹氏、ジャーナリストの有本香氏の両名と会食、となっている。

 楊ケッチ政治局員と官邸で会談したのは30分ほどだということだから、会談後に官邸から公邸に場所を移し、百田、有本両氏と会食したということだ。

 そして、その後9時30分、東京・富ヶ谷の私邸に戻った、となっているから、たっぷり会食に1時間ほど時間をかけている。

 その間、何が話し合われたか。

 楊ケッチ政治局員と会談した直後だ。

 つまり、百田尚樹、有本香両氏は、安倍首相が楊ケッチ政治局員と会談した後で、官邸官僚は別にして、最初に会った日本人だ。

 そして百田、有本両氏は、誰もが知っている、中国や韓国嫌いの安倍首相の取り巻き右翼の仲間だ。

 ひょっとして安倍首相は習近平主席の国賓訪日がなくなったことを二人に真っ先に伝え、乾杯!とやっていたのではないか。

 それはもちろん私の邪推だ。

 そんな事はどうでもいいことだ。

 私の頭に同時によぎったのは、櫻井よしこや金美齢といった取り巻き連中の顔だ。

 自分たちを差し置いて真っ先に百田尚樹や有本香に教えるとはけしからん。

 そう怒ったのではないか。

 内ゲバは左翼の専売特許と相場は決まっている。

 ついに安倍首相は右翼まで内ゲバさせることになるのだろうか。

 そうなれば面白い。

 そう思わせるきょう2月29日の安倍首相動静欄である(了)

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